歩き回っていると福岡の町がこの１０年で大きく変わったことがわかる。昔と変わらないなぁと思うところがないのだ。 久しぶりだけあって大漁。 田口商店で「頭脳警察1」1780円。グルーヴィンでTravis「12 Memories」1029円、DAYS（昔大橋にあった店かな？）K…

福岡県立美術館に来るのは二度目。前回は寺山修司短編映画特集だった。 デルヴォーは澁澤龍彦の本で読んで知っていたが、河出文庫の小さなページにモノクロ写真ではその魅力がろくに伝わるわけもない。それでも今日こうして来ようと思う程度の何かが心に残っ…

ソウル・フラワー・ユニオンのライブのため福岡へ。その前に中古CD屋巡りをする予定だったが、福岡県立美術館でポール・デルヴォー展をやっていることを知り、急遽予定に入れる。

ウンベルト・エーコ「フーコーの振り子」読了。 かれこれ10年以上前、映画「薔薇の名前」を見に行ったのだが、その時評論家が「これは原作の現代思想に関わる部分が抜け落ちて〜〜」と言っていたような記憶がある。 さて実際に読んでみると、一応普通の小説…

夕食は父母と回転寿司へ。せっかく帰省しておきながらろくに会話していない。どうはなしていいのかわからないのだ。 多分、どう話そうかなどと考えているから話せないのだが、しかしどうしようもないのだ。いつか後悔するのはわかっているのに、何もできない…

初期の短編らしい若書きが散見されるが、後の作品の原形が見られて面白い。やはり作家とは自分のなかにあるテーマをくり返し反芻するものなのだろう。しかし、出来はやはり後年の作品のほうが良い。

良質の娯楽小説だと言ってしまえばそれまでなのだろうが、しかし少しひっかかるところがあって手放しで賞められない。 作中、主人公の鷲津を中心に交わされるペダンティックな、おそらくニーチェに影響された会話は人物造型に深みを与えようという試みなので…

イアン・マキューアン「贖罪」読了。 ブッカー賞最終候補という微妙な帯に期待半分で読みはじめたが、読み終わればなぜ受賞しなかったのかが不思議でならなくなった。 「罪と宥し／贖罪」というよくあるテーマではあるが、古典文学によくあるキリスト教をモ…

「我が闘争」をやっと読了。 別に難しい本ではなかったのだが、退屈すぎるので読み進まなかった。 どう見てもプロパガンダ満載のこの本が、そしてヒトラーが、いったいどうしてドイツ人に受け入れられたのか。あらゆる脅威をユダヤ人の陰謀と決めつけ、何の…

今日から帰省なので帰り支度。 といってもあまりやることはない。実家で読む本と聴くCDを選んで、あとは着替えを少々、フェリーの中で食べる夕食の準備、といったところ。 用意をしていると、どうも何か忘れているような気がしてならない。こういう気持ちが…

9/12に買ったジャクソン・ファイブのベスト盤を聞いた。おかしなリマスターのせいでどうにも馴染めない。 モータウンはゴーディが「ラジオで良く聞こえるように」というコンセプトで音作りをしていた。それがシュープリームスその他の楽曲の魅力になっている…

八千代ムセンの尼崎本店が閉店セールと聞いて行ってみる。 あの人気のなかった店が嘘のような客入りである。店員さんも心中複雑だろう。以前行ったワルツ堂の閉店セールでも、お客さんに苦情を言われて「申し訳ありません、でも私たちも給料が出てないんです…

ビデオで「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」を見る。 いつだったか予告編を見て気になっていたが、妻が興味なさそうだったので行かなかったのだ。 性転換手術を受けるあたりのくだりが妙に淡々としていてひっかかるのだが、ヘドウィグの心の変化と成…

近鉄電車に乗って席に座ったら、少し離れたところに座っていた太った男が近寄ってきた。 以前にも何度かあったパターンだ。 「この電車阿倍野橋に行きますよね」 やっぱりである。南大阪線が阿倍野橋に行かないはずがない。知らずに乗っている人間なんかいる…

KINGKONG梅田店でBen&Jasonの「Emoticons」￥1000。 以前に買った次作の「Ten Songs About You」に比べねじれっぽさが高い。「Ten Songs About You」が期待したほど良くはなかったので買うのをかなり迷ったのだが、どうやら買って正解だったようだ。 ちなみ…

立花周辺をうろうろ。 ここは数年前に駅前再開発があり、じゃりン子チエが出てきそうなごちゃごちゃした町並みが一変、小奇麗なビルが並び立つ地域になった。しかし実際に歩いてみると、昔あったお好み焼き屋だのの小商店がそっくりビルに入居していて、時々…

ピーコックへお使いに。グレープフルーツと胡瓜を買ったのだが、レジで前の男性がじゃらじゃらと小銭を出して清算していたのだが、10円玉の中から古そうなものを選って払っていた。 自分もときどきやるのだが、横から見ているとみっともないのがよくわかる。…

またアップルストア心斎橋でイベントがあるので出かけた。午後6時からということで早めに仕事を終えるつもりだったのがそうもいかず、結局着いたのは7時前だった。 藤原ヒロシということでやはりかなりの人数がいた。入り口横の階段下でDJをやっていたのだが…

鈴木大拙「日本的霊性」をやっと読了。 岩波文庫の青は昔はよく読んでいたが、最近はごぶさたなので、あまり読まないと脳が駄目になるのではと思い読み始めたのだが、もう遅かったようだ。 内容が、タイトルから受ける印象と違い、浄土真宗を中心とした土着…

久しぶりというほどでもないが、バーミヤンへ。 訳あって定期的に25％OFF券がもらえるので、定期的にすかいらーく系列の店に行っているのだが、実際に行くのはバーミヤンとフェスタガーデンだけである。 バーミヤンは安い割りになかなか味もよく、接客も価格…

アップルストア心斎橋で竹村延和のライブイベント。妻には全く興味のないジャンルなので一人で出かける。 竹村延和に出会ったのは随分前、タワーレコード心斎橋店で「子供と魔法」を視聴したときだった。「世の中にはこんな音楽があるのか」と驚いた。Electr…

妻と伊丹花火大会に出かける。花火大会は淀川だの宝塚だのいろいろあるが、この伊丹花火大会が最高である。 なにしろ、近い。車をつかしんに停めて歩いてゆく。人は多いが、それでも直前に行っても座って見る事が出来る。しかも近い。ほとんど真上に花火が打…

本日は東京出張。実に下らない用事である。こういう下らない仕事が日本の生産性を引き下げているという気がするが、とはいえ仕事は仕事である。 朝の新幹線で隣の男がばたばたと扇子を使っているのが気になった。さほど暑くもないからではなく、隣席にまで風…

夜近所の学校の周りを走っている。いや、早歩きしている。 このあたりは田畑がまだ残っているところで、したがって梅雨時にはカエルが鳴き喚いている。 そして今は肥料が臭い。 肥料なんだから臭うのは当然、といえばそれまでだが、夜少し走っているだけなら…

13日に買った新しいスニーカーを今日はじめて履いた。 実に10日もほったらかしになっていたが、別に気に入っていないわけではなく、もったいないという気持ちになんとなく負けてしまうのだ。 せっかく買ったのだから、さっさと履けばいいのだがそうしないの…

仕事で帝塚山へ。 さすがに立派な家が多い。新しい洒落たデザインの家も人目をひくが、古い建物を丁寧に使っているものもずいぶんある。つくりを見れば、年数こそたっているが当時は贅沢なつくりだったことがうかがえる。 街の様子が小奇麗だ。道端に自転車…

アメリカ村KINGKONGで中古CD漁り。 大阪に来た10年前からアメリカ村にはなじめなかったが、年をとるにつれその感覚は増している。自分の半分くらいの年の若者がうろうろしているんだから、そりゃ36歳の男は場違いだろう。救いはスーツ姿でないことくらいだが…

本日は定期健康診断。 心臓の調子は問題ないようだったが、今回は便潜血が出ているということで再検査になりそうだ。 医師の話では、便潜血が出ていても実際に悪性腫瘍があるのは数パーセントだと言う。親戚にガンはほとんどなく、食生活も決して不健康では…

西宮にあった「五穀豊穣」という店がもう無くなっていた。出来てまだ１年くらいだったろうか。いい野菜のしっかりした味わいが魅力だったが、やはり高すぎたのだろうか。もう少し我慢できなかったかなぁと思うものの、あの値段でも経営的には厳しかったのか…

熊取で仕事があったので、夜りんくうプレミアムアウトレットへ寄り道。多分半年ぶりくらいだろうか。 今はいているスニーカーがいくらなんでもという状態になったので買わないと、と思っていたところだった。 実は半年前にも買おうと思っていたのだが、切羽…