怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

今日も弁当を食べて東京国立近代美術館へ。

ピーター・ドイグ展。特に初期の作品がすばらしい。溶けるような色、構図。なんなら前半だけでもよかった。

660円でマルチクロスなるものを購入。展覧会グッズとしては珍しく発色がよく、これなら買いたいと思った。

コレクション展はまあいつも通り。

神保町で今日からオープンのUCHIGO and SHIZIMI Galleryに立ち寄り、Jean-Marie Haessleの展示を見る。フランスらしい、華やかで若々しさのあるいい作品。ギャラリーのスタッフさんも当然今日が初日なのだが、勉強熱心でいいお嬢さんであった。幸多かれ。

軽く古本を見てから国立新美術館へ。「古典×現代2020―時空を超える日本のアート」というなんにも期待できなさそうな展覧会。予想は的中。作家陣は悪くないのになぜこうなるのか。つまらん仕掛けなんて考えるなよ。それともあれか、オリンピックに合わせてニッポンを強調したかったのか。どうせそんなとこだろ、つまらん。ひとつだけよかったとしたら、尾形乾山×皆川明かなあ。これは確かに並べて展示する意味はあったよ。これだよこれ。

表参道の狭苦しいサブウェイで昼食。なんだこれ収容所か。こんな狭いところで食べなきゃいけないのか。さすがにびっくりだわ。

その後ファーガス・マカフィー、void+、AKIO NAGASAWA。

渋谷に移動し、まずは今井麗。いやはや、きれいさっぱり全部売れてますね。初日に行かないと無理ですね。だってそりゃ素晴らしいし。ただのトーストの絵が素晴らしいんだから。静かな世界に生きる今井さんから見える静物たちが、いかに僕の見える静物と同じであって違っているのか、それが絵に表れている。今井さんには僕の聞こえない声が聞こえていることがよくわかる。

NANZUKAのあと公園通りギャラリー。「フィールド↔ワーク展 日々のアトリエに生きている」は、僕の求めるアール・ブリュットと少しずれているけれども、でもいい展示。何往復もした。齋藤陽道の写真ももちろんよかった。

PARCOのOILに立ち寄ったら、今井麗の缶バッヂを売っていたので購入。気を聞かせて前にやったという個展のDMもつけてくれた。ありがたい。

最上階のPARCO ARTで蜷川実花「東京 TOKYO / MIKA NINAGAWA」。インスタレーション的なやつなので見てるとキリがない。アート写真からファッション写真に軸足を移してるのが見て取れて、まあそれはそれでいいのかなとも思う。隣のNaDiffでも蜷川実花。僕はこっちの金魚のが好きだなあ。

1階のPOP BY JUNで蔵出しと称するヴィンテージ的な展示即売会。金の匂いがひどくてすぐ出た。

時間があるので下北沢へ。とよんちで卵を購入。高円寺はいつも夕方売り切れなのにこっちではあっさり買えた。

BSEで消しゴム版画展をやってるというので行ってみたがわからず。もしかして場所が間違ってるのかもしれないが、もういいよ。

ディスクユニオンに立ち寄り蓮沼執太フィル「時が奏でる」880円、フロリダ(テンテンコ+滝沢朋恵)「FLORIDA」270円、パフィー「FEVER FEVER」55円、オウガ・ユー・アスホール「100年後」585円、INDOOR VOICES / AURATIC」(カセット)360円。

ほん吉で古本を一冊。

山角でから揚げ定食。前と同じくで満席だった。しかし下北沢の若者は感じがいいな。

渋谷の雑踏にひたって帰宅。