怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

JR展とYakult

午前中、「ドライブ」を見る。ライアン・ゴスリングがいわゆる儲け役。配役が妙にリアリティがあるのがよかった。編集も良い。最近はスプラッタでもないのに残虐描写がエスカレートしていて、僕はいいけど辛い人も多いのでは。妻がなぜ勧めてきたのかよくわからない。
お昼のあと、僕は原宿経由で表参道へ。人の山をかきわけて進む。何の店か知らないが大行列ができていたり、ここにいる皆さんはいったい何をしに来ているのだろう。
表参道ヒルズといういけすかないビルで蜷川実花展。たしかここは昔同潤会アパートがあったところではなかったかなと思う。一度見てみたかったのだが、どう考えてこんなものを建てるためにあれを壊すなんて。まあそれはともかく、会場前に行ってみると人の山。なんなんだこれは。しかも会場中に作品が張り巡らされていて、写真を一枚一枚鑑賞するというつくりではない。写真もタレントの写真を1枚づつ取りあげているだけで統一性がない。そしてあちこちから聞こえる「えーかわいー」「やーんかわいー」。帰れよ、というか僕が帰るべきですね。いや、疲れに行ったとはまさにこのことかと思う。
てくてくとワタリウムへ。JR「世界はアートで変わっていく」展。思った以上に人が多い。やっていることは非常に明快で、アートというほどの捻りはあまりないのだけれど、そのストレートさが痛快でもある。美術館の規模という制約もあって展示は物足りないが、目玉はやはり「インサイドアウト」と題されたポートレートプリント。その大きさといいデザイン性といい、プリントが上から落ちてくるというところも含めて大人気。ひとりひとり撮影にやけに時間がかかるなと思ったら、僕はそれ以上にかかってしまって申し訳ありません。おっさんなのに。そこへまた間の悪いことに和多利氏がゲストにいろいろ説明されていて、その説明に僕のポートレートが使われてしまうという。かわいい女の子じゃなくてすいません。帰りのエレベーターまで一緒になってしまい、話しかけられたりして大変でした。あー緊張する。
そして試合開始後の神宮球場へ行き、妻と合流。ビール2本とチキンバスケットとナッツと焼うどんと。焼うどんはもう少し水気を入れるべきだったけど、まあまあうまくできた。あんまり関係ないけど試合はヤクルトの逆転勝ちでした。
思ったほ長引かず9時半に終わり、別ルートで帰宅。合流した時にポートレートのことを妻に「大好きな人のポスター」と説明していたので期待していたようだが僕です。まあ間違ってはいないはずだが。