怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

朝起きて荷物をまとめ、東京駅でコインロッカーに荷物を放り込む。

朝食は構内にあったいろり庵きらくでしらすと生卵のセット。そばはおいしいが、ご飯が完全に昨日の残りもので残念。こんなでは外食する甲斐がないな。

今日はリニューアル後初めての東京都現代美術館で「あそびのじかん」のつもりだったが、何度考えてもつまらなさそうなのでコレクション展のみに。そのコレクション展、さすがの充実ぶりで、特に僕好みなのがマーク・マンダースと毛利悠子。

細部までトリックを効かせ異世界に誘い込むマンダースを満喫できた。これはほんとすごいよ。毛利悠子は構成の絶妙さで、いつまでも見ていられる。いつかまたコレクション展で見られることを願う。小雨のなか、屋外展示も体験。思ったよりずっと面白かった。

清澄白河の古本は揃いも揃って休み。がっかりだがお金を使わなくて済む。

神保町の小宮山書店で三島由紀夫(諏訪コレクション)展 。展示はともかく、たまたま社長がいて面白いやりとりを小耳にした。

ガレージセールをやっており、あまり重くないものをということで、蜷川実花「baroque」を2000円で。少し状態は悪いが安く買えたかな。ただ、サイン入とあったが、サインは見当たらない。何度見ても無い。まあいいんだけど。

神保町のディスクユニオンキセルSUKIMA MUSICS」。

お茶の水ディスクユニオンにも寄り、近江屋洋菓子店に立ち寄ったが満席だというので素直にUターンして久しぶりのエチオピアでダルカレー。カレーは変な時間でもやってるからいいよね。

新宿へ。オペラシティでジュリアン・オピー展。大作がずらりと並び、鑑賞時間は20分。早い。まあそんなもんといえばそんなもんだし、いつもと違うものが見れるからいいんだけど、正直GMOの企画のほうがずっと楽しかった。GMOさんまたよろしく。

ICCにも行ったが、整理券制のやつは本日完売で見れなかった。土日はいつもこれだ。といって、気合い入れて平日行くほどのとこでもないしなあ。

世界堂で松下まり子作品用の額を見つくろう。予定とはかなり違うが、合いそうなフレームを見つけたのでそれに。額はほんと気を使う。センスのあるひとはすぐ決まるんだろうな。

眼科画廊で緊縛写真展。女性が数人たむろしてたがモデルさんなのかな。よくわからない。意外にも着衣の作品が多く、それでも緊縛として成立させるのはやはり腕なんだろう。

真昼の月、夜の太陽。数年ぶり2度目に来た。スケジュールを見ると主に弾き語りでずっとやってるらしく、顔ぶれもほとんど知らない。行かないわけだ。だが、今回この魚住英里奈についてはぜひ見たかった。

高いスツールに腰掛け、椅子に足を置いての弾き語り。音はいいし照明も効いてて、このライブハウス確かに弾き語りにはいいかも。歌詞がはっきり伝わり、この危うい言葉を伝えるという魚住さんの強固な意志を感じる。

終演後、音源を購入。少しお話ししたが、弾き語りミュージシャンで誰がお勧めかと訊いてくれたのがうれしかった。そうだ、そういうことを訊かれたいんだ。座敷くんについて熱く語ってしまった。今、座敷くんを熱く語れるなんて。

思った以上に早く終演だったので、歌舞伎町をぐるぐる歩く。普段は早めの時間帯に通り過ぎるだけだから気付かないが、この時間に周回すると時々ヒヤリとする。なるほどね。

ファミマでおにぎりを買い、夜食とする。

新宿駅でまた少し余韻を楽しみ、東京駅へ。余裕で支度をしてバス停から乗り込む。

今回も充実した5日間だった。