怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

宿で買い置きの弁当を温め、わびしく朝ごはん。まあこんなもんか。岩本町から西高島平駅へ移動し、板橋区立美術館へ。都営1日券を考慮すべきだったなと後から気づいた。都営にこんなに乗ることがないから頭になかった。

板橋区立美術館は駅から15分ほど歩いた公園の端にあり、立地は世田谷や調布に似ている。建物は真新しく、背後の森にマッチした落ちついた設計だ。2階建だが展示室は2階のみで、決して大きなものではない。練馬よりも少し小さいかな。

アヴァンギャルド画家たちの東京」は所蔵品だけで組まれた展覧会なので、もちろん限界はあるものの、コレクションの狙いが絞れているので、かなり充実感ある。見てて心地いい。

過去の図録を見ていると、基本的にはこの館蔵品を軸に組み立てているようで、だいたい本展と似たものになるようだ。また来たいとは思うが、移動時間を考えると簡単には来れなさそう。

ゆっくり鑑賞して、徒歩で成増駅へ。だいぶ前に野山を切り拓いた住宅地で、今もそれなりに命脈を保っているようだ。歩いててそんなに楽しいとこではない。暑いし。

成増駅から東武JR、西武と乗り継いで所沢へ。所沢なんて昔は田舎もいいとこだったのだろうし、今もそんなところだが、駅はやけに立派。道を尋ねられたがごめんなさいして、とりあえず第19北斗ビルへ。実際には裏手に繋がって建っている第20ビルも含めての開催になるようだ。こういう取り壊し前のビルを使ったイベントは、なにかと無茶ができるので好きだ。

この「引込線/放射線」はかなり地味なイベントで、実際僕も関東在住時は全く知らなかった。ただ、それなりに評価され回を重ねているようなので来てみたというところ。前回、気軽には来れなかった理由は、何より遠さ。交通費より時間ロスが問題だが、そういうことばかり言ってても仕方ない。

開場の10分ほど前に着いたが、聞いたら普通に入れてくれた。監視員もほとんどいないからこそだろう。

展示は現代アートのなかでも結構攻めたものが多く、これ所沢地元民だけが対象では成り立たないと思うので、みなさん遠方から来たりしてるのだろう。

隣にある、大八という大衆中華屋で回鍋肉定食。

池袋に移動し、久しぶりの往来座。そのままタリオン・ギャラリーに歩き、松本望睦&ナイル・ケティングの展示。

警察でトイレを借りる。池袋で行っときゃよかった。かなり時間ロスしてしまった。

駒込で利部志穂の展示。本郷でTOKAS-Emerging 2019。神保町の駅から渋谷に移動し、久しぶりのBYG

トーキョーキラー。ていうか、トーキョーキラー以外でここに行ったことがない。今回は遅めに着いたのに、椅子が出てるし前のほうをゲットできるしで、少し余裕があったようだ。助かるけど次の企画に影響するとやだな。レコ発にもかかわらずなぜかトーキョーキラーが先。理由はともかく、自分にはありがたい。極上のサーフロックは変わりなくて、短期間で作ったという2ndアルバムの曲も勢いのよさが生きていて、このバンドにはそういうレコーディングが合うんだろう。椅子席で客におっさんが多いせいか皆さん座ったままで、それだけがフラストレーション。こういうとき、前の席に座ってしまうと立ちにくいな。

対バンのBARBIE BANKSを見ないまま駅に走り、井の頭線で移動。

吉祥寺から急いでGOKサウンドへ。久しぶりだなあ。遊佐さん企画のイベント以来だっけ。好きなとこだけど、なかなかイベントがないし、それが僕の東京滞在と合う今回は奇跡。しかもタイムテーブルのおかげでBYGも掛け持ちできてほんとラッキー。

着いたときにはほたるたちが終盤。ほたるたちも見たかったが、欲張ってもしょうがない。

次が初めましてののっぺら。CDがとてもよかったのでかなり期待のライブ。そしてそのライブ、期待以上によかった。小棚木さんの明るく突き抜けたキャラクターとバンドがよく合ってる。曲もいい。大満足。月刊小棚木の残り分を買ったが、あとで聞くと1枚が焼けてなかった。CDRにはときどきあることだが、もう作ってないCDRを取り替えてもらうことはできないだろう。残念。

次は壊れかけのテープレコーダーズ。2週間ほど前に見たばかりだが、何度でも見たいバンド。壊れかけ企画でこの場所でこの並びで見れるのはうれしい。

フードはその2週間前の吉田寮を企画してくれた吉田さん。投げ銭フード、たくさん食べさせてもらった。おいしい料理をありがとう。吉田寮のお礼も言えた。

最後がGory Murgy。だんだんカラオケ大会的なノリになっていき、楽しそう。

やっぱりGOKサウンドは最高のライブハウスだ。名残惜しく後にした。