怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

GOK

昼から久しぶりに秋葉原アーツ千代田3331へ。
中村政人「明るい絶望」展。回顧展だが展示のほとんどは昔撮られた写真作品で、ひとつひとつ丹念に見るタイプではないしそういう展示のスタイルでもない。ざっくり見て回ると、街中などの何気ない光景にアートを感じて記録したもの。何にアートを感じるのかアートはどこにあるのかのお手本のようなもので、美学生には格好の教科書だがそれを展覧会で見るのはあまりそそられない。作品が少なければ面白いかもしれないが、これだけ多いと教科書のページを見ているようだ。
一方で面白かったのは齋藤陽道の写真展。知的障害などの施設に滞在して撮った写真は、ここしかない一瞬を見事に切り取ったもので、展覧会にふさわしい興奮がある。無料だったがこちらにこそ金を払いたくなるレベルだった。
吉祥寺へ。この経路を乗るのは初めてか。
久しぶりの古本センターとよみた屋。最後なのだが買うものなく。
百年で束芋「おどろおどろ」1080円。
GOKサウンドへ。その前に上のグランキオスクへ。今日は客は一人だけ。静かだ。しかし店員さんもいない。どうすんだこれ。しばらくして先客も帰り、片付けに店員が出てきてようやく気づかれた。
でもまあ落ち着いてのんびりできた。
そろそろGOKへ。
まず真黒毛ぼっくすから。いきなり大槻さんが行方不明になってて笑ったが、今日は男性メンバー中心で剛性ある一方華やかさは薄めだったかな。
次は双葉双一。相変わらずの孤高さで存在感ばっちり。曲はもう少しポピュラーなのが欲しかったかも。
最後は主催の古宮夏希とその先の向こう。聞くほどに良く感じてくる。CD買うべきかと思ってるが、さすがに引っ越し前なので自重。
最後の最後は全員で。双葉さんがこういうのは珍しい気がする。大槻さんにビデオを持たされて、昔の血が騒いだが位置が前すぎて出来ることはあまりない。ちょっとうれしかったがたったそれだけのことでも音が耳に入ってこなくなるのは残念でもあった。
帰りの電車でシートにピンサロと思われるカードが落ちていて興味津々だったが熟読するわけにもいかないのが大人の辛いとこだ。