怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

開演時間から逆算して家を出たが、道中のんびり歩いしたせいか開演直後くらいに到着。1曲くらい聴き逃したかもしれない。

全感覚祭はNUUAMMからスタート。食わず嫌いってわけでもなく、たまたま機会がなくて聞いたことがなかったが、青葉市子とマヒトの個性が調和しててなかなかいい。わりと好きな奴だった。また聴いてみようかな。

今回、タイムテーブルがいいような悪いようなで、是非にというほどではないが隙間で見たいという期待度のアクトが食べ物でかき消される。フードフリーというのはなかなか面白い試みなのだが、必然的に列ができる。見たいアクトを諦めるか、それとも並ぶかの選択を迫られるわけだ。この全感覚祭というイベントは音楽の、ライブのイベントであるとともに、その空気を楽しむイベントであり、それが全感覚なので、ライブ見るばかりが能ではない。実際、今年僕が買った物販はアート系のものばかりだった。しかし食べ物を待つ列というのはどうなんだ。あまり楽しいものではない。その間ライブは見られない。焦燥感が募る。とはいえ、次々と作られる料理、炊かれる米、立ち昇る湯気、これはこれで刺激的だ。音楽の前にまず胃袋があるのだ。カネではなく。来年全感覚祭はあるのか、もしあるとしてフードフリーは続けるのか、よくわからないが、やるべき試みだったことはわかる。結局僕が食べたのは数皿のカレー、あら炊き、炊き込みご飯、コーヒー、焼きそばってとこかな。僕はどのみち2杯くらいで限界だから関係ないけど、酒飲み向けにはつまみになりそうなのがもっとあると酒が売れたかもしれない。

ちゃんと見たと言えるのは、ゑでぃまあこん山本精一&脳内花畑、渚にて、んoon七尾旅人、折坂悠太(重奏)、POPO山本精一&脳内花畑が相変わらずもの凄かったのと、今日の七尾旅人が神がかっていたのが印象に残った。野外のイベントは疲れるし、かなり暑かったのでだいぶ消耗し、全力で楽しめたかといえばそうではない。途中、どこかで居眠りしたかったのが正直なところ。ただ、このかいじの空気感、集まった人たちが作る雰囲気は大好きだ。ぜひ来年もこういう場に身を置きたい。本当に大変なイベントだろうが、続くとうれしい。そのためには、それぞれのマナーも求められるとは思うけど。それが一番難しいかもしれない。