怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

雨の予報だったので歩いて淀屋橋へ。アートエリアB1で「鉄道芸術祭vol.5 ホンマタカシプロデュース もうひとつの電車 〜alternative train〜」。プロデュースとキュレーションの違いはなんだろうと思いつつ。こういう企画だと展示に合わせて作られた新作よりも既存作品のほうが単体での良さでは上回ることが多いのは想像でき、マティアス・ヴェルムカミーシャ・ラインカウフの「蛍光オレンジの牛」がやはり抜群に魅力的だった。そしてNAZEのインスタレーションも猥雑で暴力的で僕の好み。この名前は覚えておこう。こうした鉄道ものの企画はパラモデルが起用されることが多かったし、実際以前にここで見た記憶もある。ただ、さすがにそろそろもういいのではというところにこれだ。満足。あと、ホンマタカシ京阪電車を模したセット内で聞く蓮沼執太のサウンドスケープが電車内でまどろむ心地よさでよかった。本物よりも本物らしい。
意外に時間を食ったが外へ。そろそろ降り出しているが、折りたたみを開くと後が厄介なので濡れつつ駅へ。
共鳴の(((G)))。初めてのHOKAGEと新神楽。地下のHOKAGEと4階の新神楽は本来エレベーターで行き来するのだが、キャパの関係から階段を使うことが多い。ライブハウスがビルの地下や上階にあるのは珍しくないが、大丈夫なのかこのビル、ってくらいに途中の階段がひどい。真っ暗。そして荷物もいろいろ置いてある。消防法とかあるんじゃないの。
いろいろ見たのだが、結局印象に残ったのはお目当てのバンドばかりになるだろうか。
宮武BONES。名前はかねがねというだけのことはあって迫力ある圧巻の内容。次があるので途中までだったのが残念。というか、僕が見たいのがかぶりすぎでかなり困った。
賢いユリシーズ。大濱さんの目が血走って狂気。演奏ももちろんノイズ感あふれ、やはりライブバンドだなと思わせる。これもっともっと評判にならなきゃおかしいでしょ。
MELT BANANA。賢いユリシーズのスタートが遅れた関係でラスト2曲程度のみだったが、それでもハイテンションですぐに入り込めるライブ。凄まじい。まさにレジェンドな存在だなと思う。普段あまりこういうの聞いてないけど、やっぱいいなあ。
NASCA CAR。ベース不在だしメンバーがどうなってるのかよくわからないが、前回東京で見たときとは打って変わったスロウでメロウなライブ。これはこれでいい。
KK manga。もはや安定のスカム、だけど、前回聞いた全感覚祭でも思ったように、演奏がきれいになっている。闇雲に音を鳴らしているのではなくてちゃんとしたバンドになっている。それでもスカムらしさは失ってないし、いいバンドであることは初めて聞いた数年前から変わってない。
最後に聞いたのは中華一番で、どうも到着が遅れたらしい。この手のバカなことやってる系ユニットはありふれすぎている。これはこれでいいと思うけど、おじさんは食傷です。
あとをひかずに徒歩で帰宅。しかしこの辺りスーパーといえばライフしかないんだな。