ギャラリー周遊

朝食は堅パン。堅いので2枚しか食べられず。
お昼はタイカレーにしようかと思い、整理してみたらガパオが余ってる。妻はガパオをよく買ってくるくせに自分では食べないのでこういうことになり、必然的に僕が調整役に。卵もないのに食べるしかない。
表参道へ。ギャラリー360℃でOno Yoko「GLOBE PEACE」展。特に新しいアイディアがあるというほどでもないんだけど、それでもオノヨーコらしさのある展示。なんだかんだとその佇まいが好きだ。過去展のポスターなども売られていて、ここでなければ買えないだろうしと思うものの、見本の写真が小さいので選ぶのに躊躇する。これならと思ったらソールドアウトだし。なかなか難しいですね。
エスパス・ルイ・ヴィトンで展示を拝見。4度目かな。完成型を見たが、屋内という制約ゆえか、あまり響いてくるものがない。いかにも軽そうな発泡スチロールで建物の骨組みを作り“爆発”させるというミスマッチ感が意図していたのはなんだったのだろう。旧作のほうがまだ多少は、と思ったが。
原宿AMで森山大道「DAZAI」展。写真は森山大道節全開のもので、ある意味清々しいほど。ここまで過去の自分を忠実にトレースするのは大したものだと思う。新しさは皆無だが、これがファンの望んでいるものなのだからこれでいいのだろう。
写真集も同時に出版されるようで、ここに「ヴィヨンの妻」が収められている。読んでみると小説に写真を付したようなつくりで、この読み方は悪くない。実にぴったりだ。だが肝心の「ヴィヨンの妻」のフォントは横長のすこぶる読みにくいうえに内容とマッチしないものが使われており、さらにレイアウトも扇情的でがっかり。堅くしっかりと組んでこその太宰ではないのか。くだらない。それでは面白くないという気持ちはわからないではないが、ワイドショーが堅い内容を低劣な演出で取り上げるようないやらしさには耐えがたい。
新宿経由で帰宅。
夕食は太巻と惣菜。明日用に弁当も買っておいた。
年賀状はすべて投函。肩の荷が下りた。