怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

起きてだらだらする。出る時間になるとほっとする。その空気も伝わっている。伝わらないようにすることもできない。もうこれが25年近く続いている。いやだ。妻がその辺わかってくれてるのがありがたい。
まだ残ってるのかというような旧型車両で小倉へ。
コインロッカーに荷物を預けるつもりが時節柄いっぱいで、どうしようと思ってたところに1人荷物を出す人が来てラッキーだった。そんなことなどで時間が無駄になり、ついイライラしてしまった。
妻と別れて井筒屋でチケットを買ってから北九州市立美術館別館。ブルーノ・ムナーリ「役に立たない機械をつくった男」展。全業績を回顧するわかりやすい展覧会で、ボリュームも小粒。物足りないがそのくらいがちょうどいい。イタリア的な小粋さが見ていて楽しいが、深く心に刻まれるものでもなく、大阪でやってたらたぶん見に行かない。でもこういう機会だから行くというのも幅が広がっていい。
わりとさっさと見終わったので田口商店でガロ「3」316円と山崎ハコ「綱渡り」400円。レコードで聞くと良さそうなので衝動買い。ここもかつては掘り出し物のあるところだったが、ネットの時代にそんな店はなくなった。それでもなんぼかは鄙びてるからいいほうだ方だ。ろう。
ファンファンという喫茶店ナポリタン。長く営業してるがレトロを売りにしてるわけではなく、ただ古い喫茶店。そういうのがいいんだ。テレビがあってマンガが置いてあって、ペタペタお品書き貼ってるようなのが。
もう時間はあまりないが、丸和で堅パンを探したが置いてない。駅に戻る途中。大成旅館を見に行ったがすでに解体されていた。こんな場所、更地にしたって知れてるのに、もう少し待ってくれよと言いたくなったが、建物はずっと僕を待ってたのだ。僕が行かなかっただけだ。
レッドキャベツで無事堅パンをゲットしてかしわめしを買いに行ったらもう無かった。残念だ。考えが甘かった。僕はまだしも、妻には悪いことをした。
約束の時間を過ぎてコインロッカーに行き、さっさと荷物を出し、ローソンでおにぎりを買ってバスへ。
バスは定刻をやや過ぎてから発車。たぶん門司への到着時間から逆算しているのだろう。運転手さんはおっちょこちょいのおじさんで癒される。こういう人が働ける風土はよい。
フェリーに着き、風呂に入り妻と夕食。妻は大して食べなかったようだがそれでも満腹とかであまり食べなかった。
部屋は騒がしい猿の集団に辟易したが、母だか祖母だかが一応落ち着かせようとしていたので責められない。猿だし。
寝れるかなと思ってたが難なく就寝。