怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

影野わかばさん初ライブの夜

お昼に久しぶりのサブウェイ。ローストビーフを食べたかったのだが、考えることは皆同じなのか、売り切れ。決めて行っただけに一瞬どうしようかと思った。結局BLTにしたが、普段より野菜の盛りが多かったような気がする。お詫びモードなのか。ただここのサブウェイはいつも温度が低めで、食べ物も熱々じゃないから寒々としてきてどうも居心地が悪い。回転をよくするためなのかもしれないが。
夕方はさすがに米を食べたくなり大戸屋へ。大きな店なのでオペレーションが密でないのか、出てきたときにはご飯が乾いているが、店員さんたちはほんと丁寧で申し訳ない。
ソウルキッチンへ。今日もトップバッターはとかげさん、じゃなかった影野わかばさん。新曲と旧曲を織り交ぜながらのライブで、前に心配されていたような流れの悪さは感じず、しっくりした30分だった。新曲群はなんとなく冷ややかな孤独感めいたものを強く感じることがあるが、それはとかげさん時代の曲にもあったもので、根底にあるものはやはり変わっていないし、そのうえでぶつかり進み挫けたゆたう、その先にまた既視感のある違った風景があるのだろう。影野さんは走ったりしない。それにしても「鈴虫」は名曲。
2月には関西・東海をまわるようで、自分もそうだったけど違う土地を旅することでしか得られないものがあるから、帰ってきてからのツーマンも楽しみになる。
ちなみにとかげさん最後のライブには関西から来てくれた人もいるとかで、自分はとてもそこまで、と思うと驚く限り。
二番手は仲街よみさん。黒髪の弾き語りで、ややロック色のあるフォーク系。歌はうまいしギターもいいし、非の打ちどころはなさそう。声のハリがちょっと苦手な僕ですが、楽しめた。また聞く機会があればと思う。
三番手が山田庵巳さん。前にも聞いた、ギターをポロポロ奏でながら進めるスタイル。体調が悪いようなことを詞に織り交ぜていて、それがかえって力が抜けて良かったのか、以前よりずっといいライブだったと思う。聞く側も力が抜けていたほうが馴染める気がするので、そういった気持ちの持ちようも大きいかもしれない。
ここまでは非の打ちどころのないスリーマン。ここで帰ればよかったのだ。
追加で出演が決まった(はず)のミノルBグッドがいけなかった。音楽だから合う合わないはあるものとしても、とてもライブを聞かせるほどの音楽性があるとは思えない。飛び入り企画ならともかく。途中で客の一人が帰ったことに動揺してしまったのがさらにいけなかった。小さな店だし、気になるのは当然だけど、そこは嘘でも受け流さないとダメでしょ。メンタル弱すぎ。「帰りたい人は無理せずに」とか絶対言っちゃダメだ。余計帰れなくなる。そりゃあ本人も辛かったと思うが、そもそも前の三人と完全に別物なんだから、出した店も悪い。なんで決めたのかね、これ。しかもトリでロングセット。まあファンが一人来てたし、普段はもうちょっといいのかもしれないし、だけどあれは。
やっとライブが終わり、外でとかげさんと話せたのが口直しかな。あのまま帰ってたら最悪だった。それまでが良かっただけに、本当に残念。
帰ると妻はいなくて、でもいろいろと掃除をしてから発ってくれたようで、心ひそかに感謝。
影野わかばさんのラフテイク音源をさっそく聞くと、ギターはもう完成されているし、ライブ感があってリピートに次ぐリピートになった。新作が楽しみだ。