怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

壊れかけのテープレコーダーズ&ANTENA IN YOU2

お昼は皿うどん。まあ悪くない。最後のほうの麺がしんなりしてくる食感は割と好き。
夕方新宿へ。もう一度キュンチョメを見る。赤丸が3から6に増えている。これ見ると、3つ一遍に勝った人が2人いるってことだろうか。豪気だなあ。僕はガチャポン。
ねこ膳に寄るとこんな時間だというのに満席。とりあえずPhotographer's Galleryへ。道中、花園神社で今日から野外劇が始まるようだと知る。面白そうだが二の足を踏む。野外劇という文字面には心躍るのだが。
帰り道、もう一度ねこ膳をのぞくと今度はガラガラでなんでやねん。ミックス定食を食べる。ここは揚げ物ばかりなのが難点だが、ご飯はだいたいいつもおいしい。
新宿URGAに着いたときはもうラジオの様にが始まっていた。ゴスロリ的な衣装とメイクで、僕にはやなぎみわの写真から抜け出たように見える。バイオリンとギターという編成や曲もどことなくズレがあって面白かった。
このURGAは古めのビルの地下にあって狭い階段を下りてゆく。その雰囲気や大きさはハードレインを思い出させるところがあり、なんとなく体が馴染んで居心地がいい。ライブハウスのドリンクカウンターは時々かわいい子が愛想ふりまいていたりするものだが、ここはイライラした調子でつっけんどんなのもいい。愛想悪いほうが居心地いいってあるじゃないですか。
KnowMeZもなかなかいい感じだった。
三番目が壊れかけのテープレコーダーズ。アルバムを聴きこんでからのライブは以前とはまた違う感触がある。演奏も気合十分。壊れかけの演奏にはどこか焦燥感のようなものがある。僕は子供のころ焦燥感のある夢をよく見ていた。何かを見つけなきゃいけない、早く早く、ああどうしよう、ああ、もう、なんで、どうして。それはとても嫌な夢だったけど、でもその焦燥感は僕にとって大事な一部分だったと思う。壊れかけのライブはその僕の一部にシンクロしている。素晴らしい圧巻としかいいようのないライブ。
最後がANTENA IN YOU2。小森さん大推薦だから悪かろうはずがなく、奇をてらうことのない音と曲。堂々として、ゆるぎないロック。ゲストでギターを弾いたヤマジさんが譜面を見ているとはいえ完全に弾きこなしていたのはすごかった。
終わってフライヤーを配る小森さんに挨拶して夜の歌舞伎町を突っ切る。東京って感じだし、この道中もなんだかハードレインに似てるなと思いながら。
もう一度壊れかけのCDを聴いて就寝。