怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

宿命の戦い

ひかりのうまといえばバーガーキング。そしてひかりのうまといえば事前のトイレ。
今日は少し時間もあるのでまわりを散策。いつも西側しか見てなかったけど、東側はなかなか魅力的で夕方ごろだといい雰囲気になりそう。駅前なのに旧式な住宅があったり、いまどき連れ込み旅館さえもある。2015年に需要あるのかわからないが、ぜひ続いてほしい。たしかこの辺で「セーラー服と機関銃」のロケをやってるはずなんだが、さすがに特定はできない。でも確かに目高組の事務所がありそうなとこだ。
開場から少し経ったころに入ると、さすがにソールドアウトだけあってすでに10人ほど来ている。窮屈なことになるだろうと思ってたら思った以上に窮屈で、まさか40人とは思わなかった。前方は身内ノリ大好きさんたちが占めそうなのを察して後ろへ。実際そうなったから僕の予知能力は誇っていい。
最初は高野京介。抒情的な弾き語りで、ボーカルはうまくないからピアノ主体で聞きたいけど詞は聞き逃せないし。
続いて今日で30歳の小森清貴。前半アコギで後半エレキ。アコギでやったソロ用の曲はかつての壊れかけの残滓のようで、残滓というと言葉は悪いが手からこぼれ落ちたが捨て置けない、そんな曲が並ぶ。そういうとこに意外とアーティストの本質があったりするのだと思う。小森さんが絶対的なリーダーとはいえバンドである以上は小森さんの感性の一部はバンドで表現できず、しかしそれを無かったことにできるわけもなく、そういう細々をすくい取るのがソロというものではないかと思う。
そしてサイケデリックでノイジーな後半のエレキも小森さんのエキセントリックな一面で。小さな魔空間に渦巻くような音の奔流は間違いなく小森さんの音像だった。
最後にうまくいかなかったのは残念だけど、そういうことがあるともう一度やりたくなったりするからかえっていいかもしれない。僕が見れるかどうかは別にして。
今日から発売のソロアルバム「カトレア」を買い、プレゼントというほどでもない差し入れをお渡し。喜んでもらえるかどうかは別で、こういうのは自己満足に付き合ってもらってるようなものだけど。
いい気持ちを反芻しながら帰宅。僕の30歳の誕生日はどんなだったろう。もう忘れてしまった。