怠惰な日々

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キュンチョメ「なにかにつながっている」展@新宿眼科画廊

今日初日を迎えるキュンチョメ「なにかにつながっている」展を見に新宿眼科画廊へ。
キュンチョメが新宿眼科画廊、というのはなんだかちょっと違和感がある。大丈夫なのかな。そう思いながら歩いていたが、着いてみるとなんと画廊のビジュアルが大変身している。そうきたか。
あのままではキュンチョメの作品発表にふさわしくないから、だったらそこから作品にしてやれという意気込みがすごい。床も壁も椅子もこだわりが見て取れる。
今回は映像が4点と写真+ペイントが3点、ほか2点。やはり映像作品が中核になっている。
キュンチョメの作品はいつも自分では気づかないツボを押してくるだけでなく、一種のカタルシスがある。今回もそうなのだが、ただこれまでの作品に比べると、本能的に自分の中に入り込んでくるような感覚が薄い。理屈で、頭で納得して見るようなところがある。ああなるほど、それで、うん、そうするわけね、へえ、面白いなあ。いいんだけど、でも壁なんかないようにストンと入ってきたこれまでの作品、理屈を超えて理解できた作品群とは一線を画するように思える。
なにかが劣るというわけではないんだけど、手放しで称賛できるような域でもない。いや、十分素晴らしい作品なんですけどね。でも、今後の作品にはぜひあの野性的なところを取り戻してほしい。
ところでメインの作品「なにかに つながっている」でキュンチョメさんはずっと顔を見せないようにしていて、その意図は幾通りにも解釈できるけれども、これはすごく良かったと思う。本能的と言いつつも、アーティストとしては実はよく練って練って仕上げているんだということがよくわかる。
いつものお店、前回と同じ人に髪を切ってもらう。モサモサワシャワシャしていたのがすっきりした。
帰宅し、ご飯の準備。
昨日のアレをクリーニングに出し、ついでにおかずを調達。オリジン弁当で半額になっていたから揚げをゲット。
夜、妻が帰宅。髪は好評だった。