怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

シブカル祭

昨日の反省から朝食の支度。
夕方、今日も渋谷へ。今日は少し余裕があるので、UPLINKでチラシのチェック。
パルコへ。シブカル祭は全館に作品などが展示されているのかなと思ったら、そういうわけではなくてパート3は点在しているだけ。出品している作家さんには悪いが、こんな風にインテリアとして置かれるのでは作品として見てもらうのは難しいと思う。それでもいいからということなら僕が口を挟むことじゃないが、いいように使われるだけならボイコットしたっていいくらいだ。
パート1ではとりあえず地下で本などをチェック。誰かの対談をやっていたが、これもシブカル祭の企画なのだろうか。
1階の玄関前では夢みるアドレセンスというアイドルさんがステージをやっていて、本人は一生懸命やっているのだからどうこうは言わないが、僕からすると不思議で仕方ない。
3階のパルコミュージアムではあいにくミスiDハイスクールというイベントをやっているため、アートには何の関心もない人たちで騒がしく、残念ながら作品鑑賞という環境ではない。そもそも見ることもできない作品がいくつもある。そしてアートというよりはアート未満ではないかと思われるようなものも多い。
もちろんこれはアートイベントではないので、求められているのはアートではなく祭りを盛り上げるための装飾物というのが本質であって、僕が難癖を言っているだけなのだが。
ただ出口付近のスペースは比較的アート作品がまとめられており、また騒音もややマシなエリアになっていて、主催者にも若干の良心はあったようだ。
キュンチョメさんや竹浪音羽さん、サエボーグさんやその他の短編ズ(森脇ひとみ)さんがこのエリア。
キュンチョメは旧作にインスタレーションを加えたもので、作品としては良いものなのだがさすがにこの環境では何の感慨も起きない。
竹浪音羽は旧作のリメイクらしい。作品ノートも数冊置かれていて、水で濡らした絵が向かいのページに転写されてそれを加工した作品が面白かった。正式に作品化されるのを見てみたい。僕も熱心に見ていたのだが、その間に二人ノートまで手に取り作者名まで写メしていたからこんなアウェイな環境でも感じるところがある人には届くのだなと思った。そう考えると、こんなところであっても展示される意味はあるのだろう。
森脇ひとみさんはいつもの森脇ワールドで、もう少し広いブースならもっと映えただろうなと思うが、単なる壁面よりはずっと合っている。
ほかにUMMMI.さん、増田ぴろよさんなども興味深かった。静かな時間(というのがもしあるなら)にもう一度来てみたい。
ミスiDハイスクールがようやく終わってその他の短編ズのステージ待ち。せっせと設営してスタート。
なにしろレセプションの最中だから、時折笑い声が漏れ聞こえてくる。そんな中でのその他の短編ズは、やはり独自の世界を築くのは難しい。これを目当てに来ている僕などはいいが、そうでない人にアピールするのは難しかったかもしれない。
そういった意味で、その他の短編ズもまた商材として利用されてしまっている感は拭えず、腹立たしさが募ってくる。無料でライブを聞き作品を見れるのはありがたいことだが、肝心のアーティストへの敬意はあるのだろうか。
終了して急いで帰宅。妻が夕食を待ってくれていて、一緒にグリーンカレーを食べる。