怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

「broken world & pray the rock’n roll」

お昼にラーチェロに行ったらソースを跳ねさせて大惨事に。行くんじゃなかった。
しょぼくれた気持ちのまま帰宅。
壊れかけのテープレコーダーズ「broken world & pray the rock'n roll」をトレイに載せ、ボリュームを上げ、再生ボタンを押す。
この時代、音楽はダウンロードで買うのが主流でCDを買ってもリッピングしてiPhoneなどで聞く人が多いだろう。僕がそうしない理由はいくつかあるが、その一つはスピーカーからでしか得られないカタルシスがあるからだ。もちろんそれは音楽によって違う。何で聞いたっていい音楽はある。だけど、スピーカーからドスンと音が出てくるその感触は、音楽にとって大事な要素だと僕は思う。そしてその魅力が、この壊れかけのテープレコーダーズというバンドには詰まっている。だからこのアルバムを僕はBGMとしては聞きたくなかった。あくまでもアルバムとして、そしてロックとして聞きたかった。袋に入ったまま渡されたCDを僕は昨日見ていなかったが、今日見ると帯に大きく「ロックス」と書かれていた。その通りだ。これはロックだ。
これまでの3枚+シングルに僕なりの評価はあるが、今回のアルバムがそれらを超えて最高傑作になる予感はあった。それは凡百の煽り文句としてではなく、ライブを見ての確信だった。その確信は正しかった。
4年近く前に梅田ハードレインで僕は壊れかけのテープレコーダーズに出会った。そして今日、ついに代表作と断言できる作品が目の前にある。そのことを僕は素直にうれしく思った。

台風は口ほどにもなく低調だが、一応明日余裕を持たせるために早めに就寝。