怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

pray the rock’n roll

お昼にこだわり山に行く。幸いタイミングがよかった。
夕方、新宿へ。バーガーキングでガーリッククアトロチーズ。出来立てでなかなかおいしいがガーリックが多すぎて誰にも会いたくない。
少し時間があるのでディスクユニオンで何かないかと思ったら壊れかけのお二人と入れ替わりになった。入るとまさに壊れかけのテープレコーダーズのアルバム、「broken world & pray the rock'n roll」が鳴り響いていた。こうして今日プッシュしてくれるのはうれしいし、ここで聞いて好きになってくれる人が一人でもいるといいなと思うが、今日買って家でゆっくり味わおうと思っていた僕にはちょっと不意打ちだった。いや、今聞きたいわけじゃなかったんだ。そんなわけで極力聞かないようにして棚を眺める。昔ライブで聞いてそんなに好きになれなかったので買わなかった数百円のCDRに1万円の値段がついてたりするのを見ると、さすがに複雑な心境になる。まあ仮に値段が上がっても好きなら売らないし好きでなければ買ってないんだから結局関係ないんだけど。とはいえ、タダであげるというのに貰おうとしなかったあの人のCDRとか、持ってたら大変なことになったんだろうなと思う。
そろそろ時間かなということで新宿duesへ。最近アルコールをやめてる僕には、ソフトドリンク300円という選択肢はとてもありがたい。
ビルの大きさから想像していた通り小さなスペースだし新宿ロフトのような形状だけど、京都nanoあたりとそう変わらない、立派にライブハウス。機材含めて小奇麗なのでちょっと落ち着かないけれども、だんだん味が出てくるんだろうと思う。ストーンズ2014東京のブートが流れる中開演を待つ。
最初にニイマリコさんとコモリさんでトーク。誰のトークでも調子がでてくるには15分くらいはかかるもので、今日も出だしは不安だったけどだんだんといつもの(多分)ペースに。HOMMヨの話も絡めているのがよかったようで、アルバム4枚目でひとつのサイクルが完結するという、たぶん作る側からの実感めいた発言とか、壊れかけの音の変遷と特徴とか。身内ではなくてよく知る他人という立ち位置のニイさんの論評はいい距離感で面白かった。
そのなかで、1st「聴こえる」について、ニイさんから「ああジャックス好きなんだろうな」という発言があった。確かにこのアルバムは日本語サイケデリックだし、実際各所で「ジャックス・ミーツ・P.スペクター」などと書かれているようだ。でも僕は初めて聞いたときにそんな感想は全く浮かばなかったし、そう書かれているのを見た後でも全然同意できなかった。ジャックス?どこが?
これに対し、コモリさんが「いやジャックスそんなに好きでもないのに」と、いい機会とばかりにポロリとこぼしていて、僕の聞き方でよかったんだとちょっと安心した。自分の耳を信じているつもりだけど、それでもあちこちから違うって言われたらやっぱりちょっと不安になるし。自信持とう。
それからJET SETの特典になってる壊れかけの歴史トークのことを少し話してて、たしかに気になる。今日ここに来たからにはここで買うんだけど、でもいい特典だと思う。
そのあと壊れかけのテープレコーダーズのライブ。照明はちょっとインストアライブ的でいまひとつだけど、音はもう全く大丈夫だった。コモリさんは今日も電気の武者だった。壊れかけはどういう時でも、アウェイでも音が悪くても客が少なくても、いつも全力の熱を見せてくれて、それは今日も同じだった。アルバムの曲はどれも最高で、アルバムも楽しみだけどやっぱりライブでこそ聞きたいというのも正直な感想です。
直接言いに行くという斬新なアンコールから、締めは踊り場。いい曲だ。
終わってCD買って、レコ発のチケットも買って、ポスター貰った。雨だから濡れるかなと思ってたらビニールに入れてくれてた。ありがたい心配り。
帰るとなぜか疲れが押し寄せてきて寝た。明日聞こう。