怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

「アメリカン・ポップ・アート」展+ソウル・フラワー・ユニオン

久しぶりにゆっくり寝た気がする。
お昼はいなばのガパオ。
新宿のステーションスクエアでバイク王のキャンペーンをやっており、たまたま秋元才加というタレントさんが峰不二子のコスチュームで何かしゃべっているのをみかける。よく似合っててよかった。
乃木坂の国立新美術館へ。
アメリカン・ポップ・アート」展は個人コレクションなので内容に偏りがあるのは仕方ないのだが、しかしそれでも興味深い作品が多数。偏りはむしろ嗜好の反映として楽しむべきところで、あれこれ言うようなことではない。ウォーホールもいいけど、クレス・ オルデンバーグのソフトドラムもよかった。
2時間半ほどで鑑賞終了。楽しめた。ただ、出た後にショップが充実し過ぎていると、ミュシャ展でもそうだったが「こっちが本番なの」という気持ちで興ざめである。
黎明期のポップアートの価値を見抜き収集したとされるパワーズ夫妻。見抜いてた人はほかにもたくさんいたはずだけれども、収集できる財力があったからこうして名が残っているわけで、そう考えると称賛してよいのかどうかはためらわれるのも事実。金があるからアーティストらと親交深かったわけで、いかに芸術を理解できていても作品をろくに買えなければああはなってないわけで、つまり世の中金なのかという話に。
少し椅子で休憩して、徒歩で赤坂へ。ブリッツは初めてだし入口がよくわからないのでうろうろしたが、だいぶおかしなところから現れたような気がする。僕らしくてよい。
ソウル・フラワー・ユニオンの20周年記念ライブ。磔磔で10周年を見たのはもう10年前なのかと思うと驚いてしまうし、そうか昨夜活動を停止してしまったズボンズと同じだったのかとも思う。
そんな感慨のさなかに妻を発見。うろうろと前へ行こうとしているので追いかけてつかまえた。これだけ人がいる中で珍しい。
ただ妻のおかげで僕も前の方に行けた。そして実は前の方が空いていた。
赤坂ブリッツは初めてきたのだが、前方でも音がいいし、スピーカーの近くでも極端な音量ではない。とても聞きやすく、耳の弱い僕でも前方端っこで楽しめる、いいPAだった。おかげで指笛男とも接近せずにすんだし。開演前に知り合いと思しき連中と話していたが、本人はともかく周囲の人は「お前嫌われてるよ」とは言ってあげないのだろうか。不思議だ。
ライブはさすが20周年と言うべきか、選曲とアレンジが練られてていて満足度が高い。特に高木克伊丹英子用の低いマイクに身をかがめて歌う村八分カバー「あっ!」がめちゃめちゃよかった。これ次もやってほしい。マイクもあんな感じで。
ライブにはもちろん満足してるんだけど、せっかくならばブズーキではなくギターを弾きまくってほしかった。見たところもう完全に弾く意思はなさそうだけど、ヒデ坊のギター、好きなんだけどなあ。
チャラン・ポ・ランタンは思ったほど前に出ず、持ち曲もなし。せっかくだから1曲くらいは、と思ったけど。終演後の営業とか見てるとほんとがんばってるな、大変だろうなと思う。
そして12月は内海さんが参加。そうか、小出しにしてくる作戦か。まあ行きますけど。
終ってサイン会は参加したいけどDVDは買ってもほとんど見ないので退散。
この辺って、なんだかオシャレエリアなんだなと思う反面、ひどく閑散としていて、あれれと思った次第。
早めの開演だったので早めの帰宅でありがたかったし、京王ストアで弁当が半額なのもありがたかった。