怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

美術を巡る旅

昨日は当然として、今日も疲れが取れない。青春18きっぷは無理な体になってしまったのか。
お昼ご飯用の買物をする気力もなく、妻が持ち帰った出雲そば
食べてじきに麻布十番へ。タケニナガワギャラリーにて山崎つる子展。二度続けての個展になる。今回はLADS GALLERYでも見たことのある浮世絵をペイントした作品が中心で、こちらなら手が出せるお値段なのはわかる。缶を使ったインスタレーションなどもあるが、前回が作品の良さを見せつける個展で、今回が買える作品を見せる展示といったところだろうか。
歩いて六本木に向かい、移転したタカ・イシイギャラリーで「ジャパニーズ・フォトグラフィー 戦後 – 現在」。細江英公東松照明の作品が一瞬目を引くものの、よくよく見ると立ち止まるのはネームバリューでは劣る若い写真家の作品の前。村越としやの風景写真は、ほんとうにただ美しい風景写真なのだけれど、その情感はすばらしい。せめて写真集だけでも買いたいところだけど、もう少し安くならないかなと思ったり。吉野英理香や武田陽介らの作品もよくって、さすがに大手のギャラリーだけのことはあるなと。
続いてOTA FINE ARTSで「Standing in the Shadow」展。さわひらきの作品はまあ期待の通りだけど、良かったのが程然(チェン・ラン)「Existence Without Air, Food, or Water」。音楽と映像の重なりがミュージックビデオと言われても仕方がないんだけど、感情を切り取ってゆくさまが素晴らしいと思った。李然はちょっとよくわからず。
WAKO WORKS OF ARTではフィオナ・タン。いい作品だとは思ったけど、それ以上の言葉は出てこない。webでの告知もないし、なんなんだろうか。
ZEN PHOTO GALLERYは殿村任香「ゼィコードゥミーユカリ/母恋 ハハ・ラブ」写真展とのことだけど、ちょうどレセプション前のようだったのでスルー。なかなかべっぴんさんのようでした。写真は良さそうだったので、今度見てみたい。
歩いて表参道方面へ。ちょうど神宮球場にいる妻と会って立ち話。球場はユルキャラが集まってじゃんけん大会をしていたけど、暑いのに大変ですね。
ギャラリー360℃でコレクション展。買えそうなものからとても無理なものまで色々だけど、値段と気に入り具合のバランスでは荒川修作ミュンヘン五輪ポスターが一番だった。ポスターとしては高いけど、結構いいものだし。まあ今日のところはお礼がてらに過去のDMを買ってみました。
いい加減疲れてきたけど、最後の力を振り絞ってトーキョーワンダーサイトでトーキョー・ストーリー2013 第三章 「私をとりまく世界」。まあ悪くないんだけど、取り立ててどうっていう感じでもなかったか。
時間が中途半端なので千歳烏山西友で弁当を買い、ついでに牛乳とゴーヤを買う。レジ袋が有料なので、袋を持って出かけるんだったと後悔。
駅前の広場では夏祭りの真っ最中で非常にうるさかったし、よくわからないアイドルがなんかしてたけど、アイドルファンてほんと嫌だな。アイドルには罪はありません。