怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

失望と喜びと

午前中近くのスーパーで焼きそばを買いお昼に食べる。
乃木坂まで出かけ、国立新美術館文化庁メディア芸術祭。なにがどうしたのか、大量の人がいて驚くというより疲れる。展示の多くは静かな環境を必要とするものではないものの、いくつかはやはり騒がしさで損なわれているし、体験型だと順番待ちがひどい。なので全部を見ることができたわけではなく、またそこまでのものでもない。「メディア」と謳われているように、娯楽としてよくできた作品が多く、深みを感じることはあまりない。また作家の意図として付されたキャプションと作品から受ける印象が乖離したものもある。
後半に進むに従って、作者のひとりよがりというか同じ感性を共有しないものには何も伝わらない排他性が強いものが目立つようになり、うんざりする。
と文句を並べてみたが、美術館で行う芸術作品の展示と思えば腹が立つが、デートコースのアトラクションと思えば悪くないのかもしれない。
六本木のピラミデビルに移動。こちらも期待外れか。
道に迷いつつ、それが新しい風景の発見でもあるから面白いと思いながらも風が強いので閉口しながらアーツ千代田3331へ。アンデパンダンスカラシップ展を見る。やはり竹浪音羽さんの作品には独特の魔力があり、会場の隅で絵を書いていたご本人と少しお話。思い返すとずいぶんわがままなことを言っているのだが、それはそれとして次の機会を楽しみにしたい。たぶんきっといいものがあると思う。
渡部剛さんは熊が一頭増えていた。熊、いいんだけどね。出ている中では青赤白のが一番だと思う。色目とその変わり方が美しい。
寒さのなか帰宅。夕食は海老の塩焼きと卵かけごはん、蓮根まんじゅう。おいしかった。
夜、モンロワールのチョコ。シナモンアップルが意外にうまい。