怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

恵比寿映像祭

午前中雑事と昨春梅田クアトロで行われたエゴラッピンのライブの模様など。
お昼は鍋でご飯を炊いていなばのツナカレー赤。
恵比寿へ。恵比寿映像祭の関連企画でLIBRAIRIE6で横尾忠則「記憶の映像學」展。珍しいものなのだが、これを買ってみようというのはよほどの横尾ファンでないとなかなか。面白そうな古本やオブジェがいろいろとあり、むしろ展示のない時に来た方が面白いかもしれない。入っているビルも古くて趣があり、冬のこの時期はいい味わいがある。
MA2 Galleryで大西伸明・岡崎和郎「Object [There is Nobody]」展をざっと見た後Gallery工房親で勝又豊子・クボタタケオ・坂井俊之・永村奈緒「ONE DAY」展。ちょっといい感じだが、それぞれの作品数が少ないので物足りなさがあり、また映像作品も見にくくて。
東京都写真美術館でまず無料展示ゾーン。入るとすぐに謝辞の大きなパネルが掲げられ、そのなかには牧野貴さんの名前も。赤の他人ではあるがうれしい。
3Fはとりたててピンとくる感じはないものの、不満もないといったところ。
2Fは割合充実しており、シェイラ・カメリッチや荒木経惟がなかなか。時間の都合上クリスチャン・ヤンコフスキーを飛ばしてベン・リヴァース「スロウ・アクション」。一年以上前に京都で行われた[+]で上映されていた作品で、その時は一つのスクリーンに連続して流されていた4つの映像が4面のスクリーンで同時に流されるようになっている。あの時は日本語ナレーションはなく、解説シートで概略を理解していたが今度は日本語なのでわかりやすい。当時の日記で寺山修司を想起していたことが窺われ、今回もそう思う。自分たちのいる次元とは少しずれた別の世界を多少の違和感とともに受け入れていく過程は通り過ぎるにはもったいないと思う。今度20日にも行くので再見したい。
ショップをちらりとのぞいてから開演5分前にガーデン・ルームの石田尚志「反復する部屋〜間奏」に入場。チケットの整理番号が若かったこともあり、そんなに入場者はいないはずとたかをくくっていたがなんのなんの、一番後ろの方の席になってしまった。で見やすい席は全部関係者席なんだよね。まあいろいろ事情はあるにせよ、こういうのはどうかと思いますが。
ライブイベントは、昨年の作品映像とライブペインティング、さらに光源や映写機を用いての光と影を組み合わせたもので、見るべき個所がスクリーンなのかセットなのか石田さんなのか、目まぐるしく変わってゆくスタッフのチームプレイの賜物のようなものになっており、石田さんが「初めて事前準備をした」というのも尤も。もう少し見やすければ・・・とそれが残念ですね。あと、昼からがんばりすぎてくたくたになっていたこととか。
帰宅して夕食。
夜、恵比寿に行く前品川で買ってきた雅庵のわらび餅を食べる。