怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

普段より少し早起きな程度でちゃっちゃと支度し、7時前に家を出て新幹線へ。最後尾は空いていたので朝食を食べて寝る。いつもの東京行きより遅めなので眠気はそんなにないが、寝ておかないと後が大変なので寝る。1時間は眠れたはず。
品川から恵比寿へ。少し早く着いたのでのんびり駅のアトレをうろついてみたり。恵比寿には何度も来たが、アトレなんて何の用事もないから通り過ぎるだけだった。
広尾のEMONは久しぶり。Roger Ballen「バレネスク」。もちろん悪くない。いい写真だ。ただ、あまりにキマリすぎていて、どうも鼻についてしまう。隙がない。いいんだけど。正直、ちょっと期待とは違った。
歩いて六本木へ。ピラミデビルとcomplex665を訪ね歩く。会期後だったが、窓から見える禪フォトの陳偉江「oh my little girl」が良さそうだった。
表参道に移動し、うっかり新潟物産展を見てしまい、うっかり300円のカレーパンを買ってしまう。美味しかったが、カレーパンに300円は感覚がおかしい。しかも新潟物産展で。おかしい。
Sakurado fine art「Fleeting Lines」は、いいんだけど売れた作品は壁から外していくスタイルで、そりゃ商品としてはもちろんそうだとは思うけど、文句は言えないけど、残念だった。
SEZON ART GALLERYはセゾン現代美術館の展示場らしく、堤清二の精神を受け継いでいるような空間。僕のような年代には懐かしさがある。作品も荒川修作、小野耕石、横尾忠則ほか錚々たるもの。素晴らしい。僕が東京を離れてから開廊し、存在を知らなかったのが悔やまれる。しかも11月で閉廊。残念だ。一度だけ来れただけでも良しとしなくては。
ワタリウムで「REBORN ART FESTIVAL IN TOKYO」。展示の一部や記録を持ってきたものだけに隔靴掻痒感はあるし、キュンチョメの作品はイマイチだし、どうもなあ。もっとも、行かない選択肢はなかったから悔いはないけど。あと、受付のお姉さんはもう少し接客態度が良くなってもいいかもしれない。
エスパス・ルイ・ヴィトンヤン・フードン「The Coloured Sky : New Woman 2」。美人だがセクシーではない女性と退廃を書き割りの上で撮影した映像。意図はあるのだろうが、わからない。
GYREの展示は省略。
ギャラリーAMで荒木経惟「文化写真」。文化の日に撮影したという設定で、まあこれはいつも通りか。
遅すぎの昼食を大戸屋で食べたけど、こんな変な時間でもそこそこ客がいるから不思議だ。
ヒカリエ小山登美夫ギャラリーで、六本木でも見たソピアップ・ピッチ。ここで時間ギリギリとなり、代官山へ向かう。しかし電車に乗り間違い、かなりヒヤヒヤものだった。
晴れたら空に豆まいては久しぶり。スタッフの兄ちゃんは相当鼻に付く物言いで全く好きになれないが、まあ好かれてもしょうがないわけで。だいたい、82歳のテリー・ライリーを招聘するなんてなかなか危なっかしいことをやってくれたのはありがたいことこの上ない。僕ですら当日までひやひやしてたわけで、企画するほうは心労なんてもんじゃなかったろう。
Terry Riley with Gyan Riley。通し券のおかげで見やすい席をゲットした上に、チケットはサイン入り。満足。
演奏はピアノとオルガン、ボーカルで行われ、息子のギターが絡む流れ。この息子のギターがダメ。下手とは言わないが、どうにもセンスがない。音量も大きすぎる。なんなんだ。ソロの演奏はいいんだが、なにしろ息子のギターが。頭の中でギターを消しながら聞くしかないのだが、まあ正直残念ではあった。テリー・ライリー自身の演奏は良かっただけに、悔やまれてならない。
恵比寿で荷物をピックアップして池袋へ。
たまには、ということでます家という飲み屋でちょっとだけ打ち上げして、でも似合わないことはするもんじゃないな。なんか落ち着かない。物足りないので吉野家にも行って、やっぱり僕はこっちの人なのかなあ。街をぶらついてホテルへ。
きぬやは古いカプセルホテルで、昔ながらのカプセルが狭いビルの中に積まれててちょっと昔の近未来のよう。この雰囲気は好きかな。横から入るタイプなので圧迫感も少ない。ただ、トイレや洗面所の音が丸聞こえなので夜遅く投宿する僕としては相当気がひける。ホテルの人は感じいいし、便利な場所だから今後も候補にはあがると思う。
懸案のコンセントはUSB端子があったので問題なし。1階に無料の充電機もあるし、不満はない。