怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

豊川座敷さんを久しぶりに

夕方新宿から中央線に乗り換え。
中央線快速がちょうど発車前だったので急いで乗り込もうとしたところドア際の男が暴れだしたが押し込むような格好でなんとか車内へ。ところがその男が僕の横から降りていって、なんだ降りたかったのか申し訳ないことをしたな、と一度は思ったのだが、出て行く電車からホームを見るとその男はただぶらついているだけ。電車を乗り間違えたらホーム移動しかないところなのにそれはなく、表示を確認するでもない。これはもしかして階段から慌ただしく乗る人をねらった痴漢では。で、僕が乗っては困るから追い出すか自分が降りるかして次を待つという。ちょっと確信は持てないし確認する機会もあまりないけど、だいぶ怪しい男ではある。
高円寺について目の前のOKストアで少し買い物。安いけどなんかうらぶれた感じがあり、あまり常用はしたくない雰囲気が。
とよんちで卵。僕はいつもどおりだが、前の二人が大量に買っていてずいぶん待たされた。タイミングが悪いと言えばそれまでだが、少し気分が落ち込む。
てんやで天丼。たれを半分にしてもらうと、まあ食べられない塩辛さではない。ただ普段たれでごまかしているのがはっきりわかる。
開演時間を過ぎているのはいいとしてどこか寄るほどのこともないのでそのままミッションズへ。
ビューティフルニー、小夕子舎、ぐしゃちん国際サミット、この辺はいかにもサブカル的。僕もたぶんサブカル好きの下地はあるのだが、はっきりサブカルなのはむしろ嫌いでほとんど足を踏み入れてない。気がつけば。仇花はそれまでとうってかわっていて、まずまず。
そして豊川座敷のソロ。昨春以来だからもう1年近く間が空いている、待ち遠しかったライブだ。ざわざわとしたミッションズ、妙に明るいMCで紹介されて出てきて演奏を始めてすぐにフロアの関心をステージに集める座敷さん。どの曲も何度も聴いているが、何度聴いても僕を掴んでいく。ぽっかりと空いた虚ろな心とそれを静かに親しく眺め添い立つ歌がある。たった30分のステージの後、賞賛の声があちこちから漏れるなんてそうあることではない。
座敷さんはソロはもうしないからギターは誰かにあげるようなことを言っていて、まあそれはいつもの韜晦だろうけど、いつか本気になってはいけないのでその都度本気で止めたい。そんな座敷さんが今日なぜソロで出る気になったのかよくわからないが、呼んでくれた企画者がナイスすぎて、その他の出演者にあまり関心が持てなかったことはもうどうでもいいほどです。
あと、ツイッターでフォローさせてもらっている方を座敷さんに紹介してもらい、ご挨拶など。気恥ずかしいです。
最後あなた。の途中で帰る。出たら座敷さんがいたので簡単にまた。毎度思うけど、誰かとのお話を中断させてしまうのはよくないなあ、と。でも待ってるのも具合悪いだろうしね。
何かに包まれた気持ちで帰宅。