怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

メイプルソープやゆーきゃん達や

起きてのんびりしつつ二人は外出。よくまあ行くところがあるもんだ。
僕は昨日の残り米でいなば・・・では芸がないので台湾で買ってきた魯肉飯の缶詰。これがまた汁たっぷりで、ご飯にかけるとおいしかった。ただご飯がまた水気が多く、つくづくこの鍋では駄目だなと。土鍋はあるんだけど小さすぎるか大きすぎるかでね。
食べ終えて吉祥寺へ。ブックオフでゆっくり棚を見ていたら案外時間がかかり、2時前になったのでロフトへ。チャラン・ポ・ランタンのインストアライブってどこでやるんだろうと思ったら外、軒下でした。暖かいからいいようなものの、極寒だったかもしれないのに大変だな。で、客も多い。後ろの方でのんびりと聞く。楽しいライブでいい。ただ正直なところ、家でCDかけてという聞き方はちょっと想像できない。あくまでもライブを聞きたいなあ、と思うので、今度きちんとお金を払ってライブ行こうと思います。
藤井書店とアトモスフィアを初めて訪ねる。どちらも自分の嗜好とはやや食い違うので、しばらく間隔をおいてもいいだろう。
ブックオフに戻り、Clap Your Hands Say Yeah「Some Loud Thunder」、taraf de haidouks「Musique Des Tziganes De Roumanie」各500円、Jon Spencer Blues Explosion「Controversial Negro: Live In Tucson」250円。まずまずの釣果か。
その後ぶらりとしながら池袋へ向かおうとしたところ、ディスクユニオンがあったので中に入ると改装セール真っ最中。棚を見るとセールも終盤戦といったところだが、みてゆくと島津田四郎「島津田四郎」などがあり4割引きの360円で購入。もう1枚、3割引き700円で買ったものは秘密。
ここで時計を見ると4時を回っていたので、チャラン・ポ・ランタンのインストアライブ2ndステージを少し見る。外側から見ていると客の反応がいいのがよくわかる。
駅へ行き、間違えたりしながら池袋へ。もう5時近くて古本屋などへ行く時間はなく、西武百貨店のロバート・メイプルソープ「flowers」展へ。昨年渋谷かどこかでやっていたのを知らずに終わってしまったのでこうして機会を得ることができてうれしい。今まで日本中を回ってきたのだろうか。
展示はあの有名なセルフポートレートを挨拶代わりに、あとは花が年代順に並んでいる。メイプルソープをこれだけまとまって見たのはアルティアムでの個展以来かもしれない。あの時はこのセルフポートレートを大きくのっけたポスターを買って部屋に貼っていたのだが、妻にビリビリに破かれたっけ・・・ゴダール勝手にしやがれもやられたし。ほんと凶暴だな。
ただそんな時に言うのもなんだけど、どういうわけか体調がひどい。昨夜のワインとかCD漁りで細かい字を見すぎたとかいろいろあるんだけど、写真と対話できない。いくつか胸に迫る瞬間もあったけれど、あれだけ好きだったメイプルソープでぐっとこないのは悲しい。
最後に充実した物販に囲まれて、悲しさがいや増して。まあ土産物を買ってくれる人がいるからここでこうして僕が作品を見ることができるわけですけどね。
会場を出て、まあ記念に作品展のパネルを撮っておこうかと気軽にレンズを向けたら係りのおばちゃんが大声で「撮影はご遠慮ください!!!」と。
いやさ、作品は当然そうだろうと思うけど、これパネルだよ。会場外の。これがダメならそこらに貼ってあるポスターもダメなの?馬鹿なの?まあおばちゃんは確実に勘違いしてると思うし、そもそもそこは大声出すところじゃない。西武百貨店池袋店もずいぶん質の低い店員を雇っているものだ。
少し時間があるので向かいのマクドで休憩。
時間が来たので妻と合流。相変わらず指示の伝わらない妻に難儀しながら南池袋ミュージックオルグへ。
助かったのは椅子が出ていてしかもまだ空いていたこと。これはありがたい。最初はよしむらひらくバンド。座って聞く雰囲気でもないし前の方では音量大きすぎだけど、よかった。妻も気に入ったようでなにより。
次が王舟。ソロから入ってバンドにというパターンで、フルバンドじゃないけど両方見れたのはよかった。ソロにはソロの、バンドにはバンドの良さがあるから。ただよしむらひらくもだけど、思ったより時間が短かくてそれが残念だった。3マンだしせめて40分はやってくれると思ってたのに。
最後がゆーきゃん。聞いてて気付いたけど、そういえば今まではソロやサポート一人やシグナレスでばかり聞いていてバンドは初めてだった。不思議なことに。でも小さな音量でゆーきゃんの声を引き立てるように守り立てるように囲むバンドメンバーがすごくよかった。またバンドで聞きたいなと思った。サイダーとかいろいろいい曲をやってくれたんだけど、僕が一番ぐっときて会場も引き締まったように感じたのはポエトリーリーディングカバーでやった「銀河鉄道の夜」、そこから続いての「明けない夜」。ゆーきゃんらしさがあふれてた。ゆーきゃんがMCで僕は卑屈になるからいけない・・・といったことを言っていたけど、僕はゆーきゃんの奥ゆかしくはんなりしたところが大好きだ。
妻がよしむらひらくとゆーきゃんのCDを買おうかと迷ってたけど、妻のことだから決め切れずに結局外へ。まあゆっくり悩んで買えばよろしい。
帰り、またひと悶着ありつつも駅まで。ライフで予想通り売れ残った太巻きを買って食べて就寝。