怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

国立国際美術館

午前、国立国際美術館の無料日なので見に行く。早川良雄ポスター展は、やはり初期の作品がいい。後年の作品は自作の模倣のようにすら見える。横尾忠則もよいのは初期に集中しているが、色使いの感性は摩耗するんじゃないかと思う。
コレクション展はコレクション4現代美術の一世紀という企画で、まさに僕好みのはず。バーネット・ニューマン「夜の女王Ⅰ」は何度見てもいい。イリヤ・カバコフ「天使と出会う方法」「自分よくする方法/翼」は、くだらない思いつきを真剣に作品にしてるところが好きだ。あと、アンゼルム・キーファー「星空」。そういう説明はないが、これは男の死の場面だと思って見ている。美しい死にかただ。ほかにもジャスパー・ジョーンズの「旗」とか、アルマン「百のイカ」とか、いい作品が多い。あと、ドナルド・ジャドの無題(アルミの箱が並んでるやつ)の見方がわかったのがうれしかった。斜めから見るのが正解なんだな。
妻からの頼まれものを探しにマルビルのタワーレコードへ。頼まれものは見当たらなかったが、気になったのは池田亮司らのプロジェクト、cyclo「id」。ミニマルというよりはノイズ寄りでいい感じだ。
帰宅して遅い昼食。
晩ご飯はグリーンカレーにした。おいしかったが、僕の力ではないので評価はされなくても仕方ない。