怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

アート巡り

午前中用事でエレベーターに乗ったらおじさんに絡まれたが落ち着いた声で穏やかに話してたら収まった。トラブル対応ってこんなもんだと思うとともに、ある程度は服装などで見くびられたりする部分もあるんだろうなと。
お昼からお出かけ。日曜で終わってしまうワタリウム美術館古今東西100人展へ。終わりごろになるまで行ってないくらいだから垂涎の企画ではなく、要はコレクション展。もちろんコレクションの質が高いからこそ成り立つんだけども、言い換えれば、まあ、経費節減なのかなと。
見て回ると、ワタリウムというか和多利氏が国内外の有望アーティストを初期段階から発掘していたことがわかる。買った値段の何倍にも跳ね上がったアーティストは多いだろうとかいう下世話な話は別としても、非常に重要な役割を果たしてきたんだということが示されていて、これはこれで面白い。
とはいうものの、なにしろ3フロアの狭い空間にこれでもかと詰め込んでいるわけだから、例えば寺山修司展のようにそれが効果を生むこともあればこのように逆効果になることも。さらに同じ作家の作品が複数個所に設置されていたりするし方向性だってバラバラだから流れはよくない。高い場所や低い場所の作品は見るのが大変。それぞれの作品はいいのだけど、見てると疲れるのも事実で、どうも満足感につながらない。
ショップではセールもしていて、決算期なんですかね。あと人気投票とかもしてたらしいけどどこに投票箱があるのかわからなかったしそもそも筆記用具も持ち歩いてない。
エスパス・ルイ・ヴィトンへ。ヤン・ファーブルは昼間だと少しよく見えるし二度目なので距離感もつかめてきた気がする。図録は制作中の由。出来上がればもらえるとありがたいが。
Art Space AM。前回は残っていた作品のうちひとつが完売になっていて、そうなってから見るとこれがまたなかなかいい。手に入らないとわかったからなのか、惜しいことをしたなという気持ちに。前回、この作品が飛びぬけていいと思えていれば即断したかもしれないが、そこが僕の貧乏性なところで、他人に背中を押してもらえないと手が出ないんだろう。これでまたチャンスを逃したわけで、今後のことを考えるともうチャンスはないのかもしれない。それはそれで仕方ないか。もともと若手を買うという方針なんだし。
ただそこで金が浮いた安心感からか、ZINEを3冊セットで大人買いしさらにステッカーも。セットだと2割引きと結構お得にしてくれてたのも大きかった。1と3を欲しかったからそれに400円足すだけだったし。しかし自分の大人買いってスケール小さいな。
また雨が降り出したので慎重に持ち帰る。
夕食は妻の作り置き。いつもありがとう。