怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

ゆらゆら帝国が解散した。
驚きはない。
全部のライブを聞いているわけではないが、最近のライブには閉塞感があった。観客とステージはすれ違っていた。大きくなり続けたバンドだけに、それを指摘する向きは多くなかったように思うが、本人もはっきり気づいていたと思う。それでも修正できないということは、つまりもう駄目だった、ということだ。
今までニュースで「やり残したことはない」「これ以上のものはできない」などというアーティストたちの陳腐なコメントを見て、小馬鹿にしていた自分だが、実際にその状況にある大好きなバンドがまさにその通りになったのをみると、やっぱりそういうことってあるんだな、と反省した。
関西での最後のライブは昨秋。行けなかったことに悔いはない。
大好きなバンドの最後だったライブに行けなかったことを悔いる必要がないくらい、ゆらゆら帝国は解散の運命にあったのだ。
今日、僕はゆらゆらのCDを聞くだろうか。聞くとしても、それは「空洞です」ではないだろう。