怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

思ひ出

お昼に夢見鳥平野町店で日替わりのチキンカツを食べた。小さい。ソースがどばどば。麦飯はポイント高いが、780円であれっぽっちはない。トンカツでもビーフカツでもカキフライでも小さいと言えるほどの量で、チキン。次はないな。

帰宅後タンスの整理をしていて、16年前にパリで買ったシャツが出てきた。すごくきれいなお姉さんが熱心に接客してくれて、おまけでもらったシャツだ。気に入った柄がこのサイズしかなくって、ちょっと大きいから別のにしたらというのを、これが気に入ったからと買ったものだ。あの店にはもうあのお姉さんはいないだろうしいてもすっかりおばさんだろうし、僕のことも覚えていないだろうけど、もう一度行ってみようと思う。すごくいい店だった。調べたら今でもあるようだ。
パリでは結構邪険にされたりすることが多かったし、英語なんて全然話そうともしない人が多かったが、あの店のお姉さんだけは違っていて、言葉もろくにしゃべれない僕に英語でいろいろ説明してくれてサイズもはかって、いろいろ品物を見せてくれた。パリの一番の思い出かもしれない。細かい場所は覚えていなかったが、今地図を見ると道の感じとかの記憶はとても正確だった。
お姉さん、あの若い日本人はすっかりおっさんになってひげもはやしたりして、はつらつさもなくして、一緒にいた奥さんは僕を大事にしなくなったりするけれど、僕はあなたのことはずっと覚えています。あのとき、ちょっと大きすぎると言われたシャツは相変わらず大きすぎるままで着れないけど、でも大事に袋に入れてとってあります。comptoir des chemisesという店の名前がわかったのもそのおかげです。