怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

仕事を終わってダッシュで京都へ。
ダッシュを気にするあまり失敗したのはご愛嬌。
出町柳からバスへの乗り継ぎもうまくいき、余裕で外に着いた。外が僻地にあるとはいえ、8時開演のライブに行くのにやきもきするようではいけない。もっと生活を楽しみたい。
今日は滝沢朋恵とEMERALD FOUR。滝沢朋恵さんから。
外はライブハウスだけれども、毎日ブッキングライブをしているわけではないしドリンクも強制ではない。良いイベントが組めそうな時だけ開けている、そういう場所だ。昔安治川のそばにfloatというスペースがあったが、そのたたずまいに近い。
滝沢さんがギターを弾き始めて、ああこういう場所が滝沢さんにはよく似合うなと思った。普通のライブハウスとは違う空気をもった場所。なぜそう思ったのかは、滝沢さんの歌詞とつながっているのだろう。今ここにいる自分自身とそれをとりまくこと、自分の心。そういう弾き語りの歌詞とは近いようで全く違うのが滝沢さんだ。遠い記憶、想像の世界、今の自分とか細くつながっているけれども地続きではない世界とのことを口ずさんでいる。滝沢さんのしようとしていることは、形式では弾き語りにちかいけれども、弾き語りとして見るとかなり違和感があるか、でなければ発展途上に見えてしまうかもしれない。似たようなことをやってる人があまりいないという点では、今日来ていた中川裕貴さんと同様の存在だろう。どちらも既存の音楽ジャンルに位置づけられない活動をしているし、音楽としてみるにはあまりにアート寄りで、出す音と違ってノイズから受ける印象に近い。
次も外で見たいという気持ちの反面、外は遠くて大変なのも事実。
エメラルド・フォーは初見。曲のほどよいポップさと力の抜け具合、絶妙な位置にある。これを滝沢さんと合わせるのはなるほどと思った。これもまた既存のジャンルに当てはまらない音楽。綱島温泉で寝ころびながら聞くと天国だろう。
あまりにも空腹で、帰途ハイライトに寄ってチキンカツ定食を貪る。バイトしているのはみな京大生、客もほとんど京大生だろうか。黙々としていてよい。僕の出身大学は移転してしまったけど、僕の通ったあの店この店はどうなってしまったんだろう。