怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

ふだんより少しゆっくり目に和歌山へ。これで三度目かな、もう慣れた道のり。慣れるとワクワク感が薄れてゆくが、まだ大丈夫。

まず和歌山県立近代美術館で「ミュシャと日本、日本とオルリク」展。浮世絵が西洋に伝わりその影響を受けたミュシャたち、ミュシャが日本に伝わりその日本に学んだオルリクという流れの構成。作品はわりと見慣れないものが多くて見甲斐がある。後半のパートが新鮮なのと、キャプションがうまいおかげで飽きずに見れるのだが、着地点のオルリクに魅力がないのはどうにもならない。今日は無料なのであとでもう一度見るとして、コレクション展を見る。コレクションはやはり質が高いというか、どことなく統一性があってよい。

スタンプが5つになったのでマグネットと引き換えた。これがあの模様で、と説明してくれた係のお姉さんも制作に参加したのだろうか、楽しそう。こういう空気もこの美術館のよいところだろう。

お昼は県庁食堂で。すき焼きのような定食を注文したが、肉や野菜の煮込みに変な餡をかけたものが出てきた。なんじゃこれ。おいしいものを求めてたわけではないが、これはなんなんだ。自分の選択が悪かったのもあるだろうが、いくらなんでもひどい。

もう一度美術館をまわって気になる作品を見る。

あとはゆっくり帰ればいいのだが、ヒスイはまだ休み。貼り紙も古びてきた。ほんとに大丈夫なのか、というかあのご夫婦の状態からして、いつ廃業しても不思議はないんだが。

代わりにというか、近くの喫茶店浜へ。店内の雰囲気はヒスイよりも好みかもしれない。席は川沿いがよさそうだがあいにくふさがっている。そりゃそうだろう。特等席だもんな。コーヒーは酸味がかなり強く、ちょっとこれは口に合わない。ミルクを入れると少し古いのか固まってしまった。どうもよくない。悪くないんだが、次は違うのを飲んでみようか。

あとはぶらぶら和歌山市駅へ。余裕をもって帰阪。