怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

京都のちょっと面白そうなホステルでSawa Angstromのライブがあり、な行きたかったのだが、欠席して神戸のアートイベント「TRANS」に行くことにした。おそらく1日がかりになりそうだし、となると今日行っておかないと。忙しいもんだな。

10時過ぎに第1留に着き、チケットを買って回遊スタート。順番は気にしなくていいようだが、でも番号が付いてるからには極力順に回りたい。ただこれは結果的には間違いで、順番を無視して下調べをして計画を練るべきだった。別にいいけど。

1留の「死にゆくこと、生きながらえること」で、使用はされないがオブザーバーとして3Dスキャンを体験。なんでもやってみるもんだな。普段どおりに立ってたら、思ってた以上に姿勢、特に首の形が悪くてびっくりした。うーん。

3留の旧兵庫県立健康生活科学研究所「消えた現実」。731部隊を連想させる施設を利用したインスタレーションで、あまり作り込んでない(ように見える)のがポイントかな。屋上が一部彩色されていたけど、どういう意図なんだろうか。

面白かったのが、第4留のメトロこうべ「条件付け」。延々と続くインスタレーションに幻惑する。そこにインスタレーションがあるということすらわからない外観も含めて、いいものだった。

次に第6留第7留の予約をと思ったら本日満席とのこと。えっ。まだ12時半でしょ。しょうがない。ほかを全部クリアして再訪するしかない。

とりあえず近くの八喜為という居酒屋で喜び定食。生ビール付きでボリューム満点で1000円。新開地いいとこだな。

そこから地下鉄で891011を。第8留はあまりにも暗くて大変だったが、後半やっと目が慣れて見えるようになった。目が悪いのでたぶん他の人はもう少し見えやすいんだろう。見えないなかを手探りで歩き手触りで判断するのはちょっと面白かった。「住居の暗部」というタイトルは妥当なのかどうかわからないけど。

9留の「白の拷問」はグアンタナモを模したものとのことだったが、西成の宿泊所より居心地よさそうだった。まあそんなもんじゃないんだけどさ。荷物を置いていかせる理由についてはスタッフさんに聞いて疑問氷解。私見とのことだったが、その通りだと思う。

1011は趣旨がわからず、向かいの八百屋で買い物した記憶が残る。安くて感じ悪かった。

この長田周辺は震災と火災で甚大な被害を受けた地域だが、時が流れてもまだその痕跡は残っている。災害を乗り越えられず、寂れた地域になっている。ばらソースを買い並びの喫茶店コトブキでアイスコーヒーを飲んでしばし休憩。暑いんだもん。おじさんおばさんは阪神戦の中継に夢中だったしほかに客もいなかったからのんびりできた。こういう喫茶店、いいなあ。トイレはもともと屋外なのを囲ったような造りで、そういうドタバタさも好き。

最後の第12留は僕のスマートフォンでは動作しなかったので結局備品で見たんだけど、こういうトラブルはテンション下がるな。なにかしら理由はあるだろうが。

最後にKAVCに戻って第5留を見るつもりだったが、最終上映が始まったあとだった。やれやれ。確認不足にもほどがあるな。少し足を止めて確認すれば無駄足踏まずに済んだのに。

最後に古本屋で懸案のSTEVEN ARNOLD「Epiphanies」を2000円で購入。前来たとき、金欠で買えなかったもの。残っててくれてよかった。一日中歩き回って疲れたが、ほどよい充実感。

TRANSの残りをどうするか考えなければ。