怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

たいして早めに寝たわけでもないのに、予定時刻に起床。睡眠時間は少なめだが、緊張で眠れないこともなくきちんと眠れてるので楽。毎回こうありたい。

セブンで森美術館のチケット買って駅へ。今回はチケット手配のまずさが反省点だった。もう少しきちんとしておけば時間も節約できたしコストも抑えられた。

新幹線来るのを待って、定席をゲット。同じ席を狙ってる人が僕の少し後に来たので、今後も早めに行かないと競り負けそう。

車内ではわりと熟睡。これも順調。

品川から恵比寿経由で六本木ヒルズへ。開場時刻ごろに森美術館に到着。

もちろん目的は塩田千春「魂がふるえる」だ。塩田千春ファンの僕としては見逃すわけにはいかない。森美術館の大きなスペースでキャリアのすべてを総括し、天井の高い広大なスペースで大規模なインスタレーションも見られるだろう。森美術館の欠点を挙げたらキリがないが、良い点もいくつかある。

平日の午前中なので客はかなり少なく、インスタレーションを満喫できる。あまりガヤガヤしてると雰囲気に浸れないから、いい時間帯に来れた。

塩田さんはあちこちで何度も作品を見てるから、当然既知の作品はかなりあるが、再体験であってもその魅力は衰えない。一番強烈なのは燃えたピアノと黒い糸と椅子を使ったインスタレーションだろう。以前、講演で黒い糸と赤い糸の違いを話していたが、僕はどうも黒い糸が好きなようだ。平面のものでは、幼少期のものや学生時代の作品もあった。

図録は後日の発送とのこと。

ピラミデビル、complexを回遊。タカイシイでは所属作家が総出の周年記念展をやっていたが、豪華な分散漫になるのは致し方ない。

バーガーキングで昼食。

今回は六本木の西側に足を運び、初めましてのギャラリーサイド2でジャエ・ヨン・リー 「凝視の記憶」。重ねられた写真で時間を1枚に凝縮する手法。タイムスリップする錯覚のような感覚も生まれる、これはよいものだと思う。

calm&punkに寄り、そこからかなり遠くなるのだが、久しぶりのカイカイキキ。これは期待外れだったか。

エモンフォトギャラリーはなぜかバーベキューで楽しそうにしており、その印象ばかり。

ここで神田に行き、前回と同じところで宿泊手続き。レセプションの女性はとても感じがよく、こんな安宿にはもったいない。今回は部屋も3階で前回より少し楽だろう。上野のカプセルは定住者がうざいしロッカーが狭いし、安宿のほうは予約ができない。しばらくこちらが定宿になるかもしれない。

Kanzan galleryで梶井照陰「DIVE TO BANGLADESH」。梶井照陰は前に京都で見て以来だが、コントラストの強い作風はあの時の風景写真よりこちらの方が合っているように思える。

ギャラリーαMで風間サチコ 。スペースに似合わぬ大作をあえて持ってきている。全景を一度に見れないために細部に目が行き、全体を頭の中で再構築する作業を強いられるのはおそらく計算のうちだろう。さすが。

日動コンテンポラリー でIdentity XV - curated by Meruro Washida -。

メグミオギタギャラリーで川野美華。異形といいつつも、皮を剥いだ人間の本質を描いているようにも見える。虚飾のない世界に引き込まれる。素晴らしい。こういう作家は大好きだ。

アキオナガサワは宮島達夫。例の数字をモチーフにいろんなバリエーションを見せている。

この辺で新宿に移動し、金券ショップでチケットをまとめ買い。事前に買っておけばなあ。

今夜のライブはひかりのうま。少し早めに行ってビールを飲んでしまう。よくないなあ。

西脇一弘+山際英樹 。エレキギターの響きが美しい。

秘密のうたげ 。

最後に久々のkomori+yusa。遊佐さんのピアノ演奏が美しく、今日はもうそれに尽きる。 大阪ならハードレインでできるだろうが、実現は難しいか。

お客さんで穂高さんがいらしてたので明後日行きますと簡単に。 小森さんには挨拶したが遊佐さんとは言葉を交わさず、それだけが心残り。いいイベントでした。

帰りに前から気になってた炒王であんかけ炒飯を食べる。悪くないが特別通いたいわけでもない。東京にはよくある、ローカルチェーンのひとつだ。