怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

余裕あるからとぐずぐず支度してたらちょっと遅れた。

かつやで恒例の朝ロースカツ定食。もりもり食べれたので体調は大丈夫なようだ。例によって客は中年以上ばかり。

神田から乃木坂。開館から少し遅れでボルタンスキー「LIFE TIME」展。国立国際美術館で見てるが、まあ一応ってことで。

正直、そんなに期待はしてなかったが、それにしても予想を超えた惨憺たる展示。国立国際美術館がお手本見せてるのに、参考にできなかったかな。細かに挙げていったらきりがないが、何も考えずに並べただけの展示。ボルタンスキーが監修してるのかと思っていたが、おそらく違うだろう。現地には来てないはず。図面見てオーケーは出してるのだろうが、つぶさに見てたらこれはない。斜めに投射され半端に壁にかかる映像、骨箱を思わせる展示に響き渡るえづき声。やけに高さを出して積み上げられたがために葬送のイメージを失った箱たち。ダメじゃん。ぼた山のところの「声」も音量が大きすぎて囁かれるイメージを失ってたし。国立国際美術館に出てなかった作品だけが見どころかな。

ミッドタウンのフジフイルム スクエアで「平成・東京・スナップLOVE」はちょっと立ち寄っただけなんだけど、11作家の作風のばらつきがあるとはいえ、その分各作家のよい写真がそろっていて案外見ごたえがあった。延々歩いてタカイシイfilmのグループ展、そしてタケニナガワで大竹伸朗。大竹さん、悪くないんだけど僕の好みとどこか違うんだよな。なんだろう。それにしても暑いしよく歩くわ。

初めましてのPGIはオートロックを開けてもらうシステムで、ちょっと緊張する。川田喜久治「影のなかの陰」はさすがの見ごたえ。

日比谷線から恵比寿のスクールデレック芸術社会学研究所デビッド・リンチ昏い幻想」。荒涼としたモノクロの写真はイレイザーヘッドの世界がリンチの中でどっしりと生き続けていることを示してくれる。リンチよ、大好きだ。そして書庫の奥にあるようなこのスペースもかなり好きだ。どうでもいいことだが、今回もいらした店番の浮世離れしたかのようなお嬢様の声を聞けて癒される。

MA2にも寄ったが、いい企画をしてるのだろうけど、いつも結局僕の嗜好と合わないのでほんともう止したほうがいいかもしれない。

中目黒経由のルートで表参道へ行き、アニエスベーで伊丹豪。アニエスにこういうスペースがあるのは初めて知った。さりげなくJRの作品もあったりするから、今後はチェックしよう。

アキオナガサワでリン・チーペン。中国の作家らしいどぎつさがあり、なかにはちょっと写りすぎなものもあったり。マサヒロマキでマンゴ・トムソン。携帯を通してみると解像度の関係でわかりやすくなる作品。本来ならビルボードレベルの遠さで見ないとわからないという。これもちょっと面白かった。

blum&poeはグループ展だが、EYE、森ちひろ、安野谷昌穂らの作風は僕の好みで見応えあった。

アートスペースAMは安定の荒木経惟人妻ポスカ」。ここって荒木しかやってない気がするが、どういう成り立ちなんだろう。

メトロ24時間券のギリギリで改札を通り新宿三丁目で下車。疲労困憊で急な階段を上がり、ケンナカニシでエリック・スワーズ。続いてフォトグラファーズギャラリーで米田拓朗。

新宿から無料バスでケンジタキへ行き、塩田千春。塩田さん、見るたびに大物感が増しており、昔はサイン本とかも置いてたのにな。ユミコチバで高松次郎とロバート・モリス。夕食を食べる時間も場所もなく、仕方なく公園でパンを食べる。蚊が多いし侘しいが仕方ない。

結局ギリギリで宮原へ。宮原もほんとは少し街歩きしたいんだがその余裕がない。残念なことだ。

ギリギリでヒソミネ到着。

最初がkumagusu。評価の高いバンドだと思うが、なぜかあまり入ってこない。

次がほたるたち。穂高さんの声の調子はあまり良くなかったが、それを変にごまかさず、真正面から歌うのが穂高さんらしくてとてもよい。穂高さんの歌はそうであってほしい。

關伊佐央+Vityazz。

最後がテコの原理。グルパリさんとちょっとくだらない話などする。楽しい。

JRで神田へ。遅い時間なので選択肢があまりなく、考えあぐねて松屋で創業カレー。噂にたがわず美味しかった。セルフ式で水も紙コップなので、最後の1杯は片手で持って宿まで持ち帰り薬を飲んだ。滑稽な風景だな。