怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

朝から国立国際美術館へ。関西文化の日といっても無料になるのは地下2階だけで、どうせ福岡道夫を見に行くならその時に行けばいいことだが、まあなんとなく。
安齋重雄展は70年代のもの派の展示を記録した写真展。なので写真記録を通して現存しない作品を見る、という見方もあるわけだけど、本展はそれに止まらない。
要所要所に配してある作品からは、ただ作品を見るというだけでなく、それらの作品を撮る仮想の安齋重男に自分自身が重なってくるというちょっと不思議な身体感覚が生まれてくる。こういう手の込んだキュレーションを投げかけてくる国立国際美術館はほんといい仕事をする。
夜は夕食を済ませてからベアーズへ。「現実逃避6」というイベント。
BLONDnewHALFは、人多いなかで見たほうがいいなという当たり前の感想に。
笹口騒音ハーモニカは、ベアーズのイメージないからそこはそれとして、ただ強行スケジュールで疲れ切った身体から来るテンションがプラスに出たようで、気合いの優った演奏は普段よりさらにいい。MCはいつも通りとしても、このギラギラした笹口さんこそ僕が求めてるものなので、ほんと今日は良かった。前後の対バンも笹口さんとはあまり共演してないだろうし、こういうアウェイなところでこそ本領が出るもんだ。
賢いユリシーズは大好きなのに久しぶり。今日は7人編成で厚みがあるのもよかったし、緊張感のある演奏だった。ノイズではあるけれども、ゴリゴリしたノイズではなく、むしろSWSのような純粋さ、透明さがこの集団の真骨頂。穂高亜希子さんと仲がいいのもよくわかる。
最後が笹口さん大絶賛の呂布カルマ。笹口さんが褒めちぎるほどなのかなあという疑問が。人気は出てるみたいだし、まあいいんだけど。
開演が遅かった分終演も遅くて、それはちょっと勘弁。