怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

お昼にラーメンを食べて北加賀屋へ。MASKの展示が1時までだそうなので早めに来たのだが、リハーサルの最中でちょっとだけ得した気分。展示はまさにストレージで、倉庫に放り込んである作品のいくつかをそのままお蔵出し、というかやなぎみわのトレーラーなんかはたぶん出展しないときはここに停まってるんだろう。大作がほとんどだしプライベートコレクションなので、なかなか見れないものではあるけど、ヤノベケンジ自体がそう好きではないというか僕の中での位置付けが微妙であったりするので、まあそこはそれなり。でもこんな廃工場の倉庫で貴重な作品を保管してて大丈夫なのか、こういうものなのかという経験になった。なんかもっとガッチリした倉庫で温度調整されてるのかと思ったけど。
外に出されたので千鳥文化で「新しい骨董」を見る。「骨董」という括りなので、時代のついたものに限定されてはいるが、基本的には僕が普段収集しているやり方に近く、「本来想定されている価値とは違う価値を見い出す」という切り口。考えてみれば、これ利休がやったのと同じことで、新しいことでもなんでもない。ただ忘れられているだけだ。というわけで、王冠だったものを1つ購入。100円だからみんな買えばいいのに。
その後学生さんだかの展示も見てから、近くの名村造船所でのマーケットに顔を出したが何も得るものなく、これ入場料500円払って来る人なんかいるのか。大丈夫か。
おもフェスはどうも金氏徹平の企画らしい。そうなのか。
GTSVL。少し出遅れてしまったが、まあいい演奏。
荒木+kazumichi komatsu。どちらかというと金氏さんのパフォーマンスに気を取られつつだが、これもいい感じ。
バレーボウイズ。せっかくだからフロアライブっぽくやってみても面白かったような気がする。
柴田聡子。寒い中を矢継ぎ早に聞くのはなかなかいい感じ。ていうか、こんな倉庫だというのに音には何の不満もないというのがすごい。PAさんいい仕事してる。今はもうだいぶ格の高くなった印象のある柴田さんだが、終わったあと気さくに話しかけてる女の子もいたりして、それもいい。
コーヒーで暖を取ってるところに柴田聡子再登場で今度は和田晋侍とのデュオで「ファイト」。名曲だ。柴田さんぽくはないが、和田さんのドラムほとてもいい。
続いてcontact Gonzo×和田晋侍。フィジカルさを打ち出したパフォーマンスにはドキドキした。ただ角材を挟むだけのことなのに、なぜか一体感が生まれ高ぶりが迸る。和田さんのカミナリドラムも最高。
何度見ても飽きることないテニスコーツ。自由で身体の芯から音楽で、だから知らない曲とかそういうことじゃない。テニスコーツが鳴らす音があればいい。今回はサポート2人が入ってた。
空間現代。見るたびに切れ味が上がっているようで、むしろ座って聞き入りたいくらいのビート感。身体なんて全く動かない。それが空間現代だと思う。
最後がオオルタイチ。流れがよかったこともあるのか、ソロのDJセットがあっという間に盛り上がった。やっぱりこれは盛り上がってなんぼ、だ。金氏さんのパフォーマンスも大技だったし、最後シャッターを開けるのも植野さんが通行人的に参加してくるのもよかったなあ。こういうゆるいフェス感が好きだ。
寒かったけど、またこんなの見たい。