怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

京都へ。出町柳の古本屋で「壺中庵異聞」村上春樹ラオスにいったい何があるというのか」を買う。

co-jinに立ち寄ってから、meditationsで冷泉「different speed1944円、Melaine DalibertCheminant2135円、キングコングパラダイス「あつさもさむさも3432円。冷泉さんを買いに行ったわけだが、あとの2つは店で流れてるが気に入ったのとジャケが気になり試聴させてもらって買ったもの。こういうのが実店舗の醍醐味なので、今後も訪れては散財したい。

ほんとレコードでは初の収穫なし。散財しすぎてたから、そのくらいでいい。この店は無尽蔵かと思うようなアナログの山があったが、ストックがそろそろ尽きてきたのかもしれない。

ロームシアター京都へ。ロビーに僕とは交わりのないタイプの人がたくさんいるので誰のコンサートかと思ったら布袋寅泰でした。こういうのがファン層なのね。少し時間があるし暑くて喉が渇いたのでコーヒーのペットボトルを買う。すんなり飲み干してしまったので、相当水分が足りなかったんだろうな。

MUSIC TODAY IN KYOTO 2019。申し込みが早かったためか、指定席の1列目を割り振られてしまった。音悪そうだし、もう少し後ろで全体が見渡せる席がいいなと思いつつ、仕方なく着席。ロームシアターなので最前列でも音は文句はないが、ステージが見えづらく、特にピアノ周りで何やってるか全然見えないのは残念だった。

あと、ギタリズムのお客さんが1人迷い込んでいたが、ふだんと全然違う雰囲気にびっくりしたろうな。もちろん開演前に事なきを得たけど。

出演者は蓮沼執太、灰野敬二竹村延和、角銅真実、エレナ・トゥタッチコワで、前後と転換にDJ外出 from 空間現代という構成。

まずDJがかなりよかった。これはきちんと言っておきたい。

あとは各ソロや蓮沼さんとのセッション、最後に蓮沼執太の新作という流れ。

素晴らしかったのが角銅真実で、大舞台で多数の観客を掌握するステージ。電気を消して客席に入り、小さな音に集中させた終盤など圧倒的だった。どうりで最近名前をよく聞くはずだ。竹村延和はどうもパッとせず、老けこむような歳ではないはずだけど。灰野敬二はシンバルを使ったセット。初見。中国拳法みたいなダイナミックな動きがとてもよかった。

最後の蓮沼執太「TOUCH」は初演とのこと。音が良くなければ成り立たないし、大きすぎる会場も合わない。ロームシアターはその点ぴったりだった。

外に出ると月が出ていた。

ロマン商店でレコードを買って帰宅。