怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

家で夕食を食べてから谷九の亀へ。古ビルの1階にあるライブ喫茶は喫茶感の全くない、ただの場所である。ここで怪談はなかなか楽しそうだ。楽しそうとはつまり怖そうということだが、と言いつつ僕は結構な怖がりなので、あまり怖くても困るのだが。

とりあえず楳図かずおの「洗礼」で気分を盛り上げる。この洗礼、いつも始めの方ばかり読んでてたぶん最後まで読んだことがない。いつか読む日が来るんだろうか。

お客さんもぼちぼち集まり、蝋燭を点けて皆が剤電さんを囲み、始まり。1人で怪談話すんだからたぶん1時間くらいだろうと思ってたら、ネタはまるで尽きず、終電が気になる時間まで。3時間以上だったかな。あばら屋な亀の雰囲気も手伝って、トイレにも立てなかったが我慢しきれず仕方なく行った。怖い。剤電さんの怪談は、身の回りのことをそのまま喋ってるためか、もっと怖くできることをそう喋ってないという生々しさが却って怖い。家具屋の話が一番怖かった。あと、バイト先の本屋の責任者の話も。

剤電さんと元ご近所のせいでローカルネタで盛り上がってしまって、ほかの人には悪かったかも。

あと、ベアーズのPAさんの話も短いけど身近なだけに怖かった。

怖いといえば、途中でお客さんが来てドアがガタガタいうのもまた怖い。とにかく何でも怖い。

怪談のCD買ったけど、これ聞けるかな。しばらくは無理。