怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

今日は小粒の展覧会を2件。
堂島リバーフォーラムで「なにわの企業が集めた絵画の物語」展。これは関西企業が所有する名画を集めて公開というちょっと面白い企画。当然ほぼ初見のはずだが、展覧会から借用依頼が引きも切らない作品もあるようだ。狭い会場なのに子どもを集めてガヤガヤやってるのは正直不愉快だが、今さら引き返すわけにもいかない。
作品は当然バリエーションに富んでいるので流れも統一性もないのだが、ほんとに小規模なので問題ない。好みに合わない作品が多いが、しかし珍しさも含めて眼福ではあった。子どもがうるさかった。
江之子島で「プレスアルト誌と戦後関西の広告」。こちらはプレスアルトという雑誌を展示するもので、広告の実物を集めた私家版の雑誌というのが面白い。この展示まで存在すら知らなかった雑誌だが、意義はもちろん質の高さたるや。総集編のような形で出版してもよさそうなものだ。最終日に滑り込めて幸運だった。
自転車でハードレインへ。開場開演の告知が二通りあったが、結論としては遅い方が正解だったようだ。
一番手はエレファントノイズカシマシ。土曜日とはいえ、ノイカシがトップというのはちょっともったいないように思う。ノイズというより、どこかダークアンビエントに向かうようなライブ。メインアクトのqujakuに合わせた面もあるのかもしれないし、剤電色が出ているのかもしれない。いろんな面を聞けるのはありがたいこと。
次がMOFO。初見。ちょっとよかった。
突然少年。前回はPangaeaだったが、音は断然こっちのが合う。というか、エネルギーみなぎるライブはPangaeaには似合わない。あっちで見たときは納得しきれなかったが、こうして見るといいバンドだ。終演後の物販で大量買いしてるお客さんがいた。
そして最後はqujaku。見に行くと決めてたから事前情報は全く仕入れてなかったが、これが衝撃の良さ。チャラチャラしたフロントマンとひたむきなベース、ガツンガツン鳴らされる音。凄まじくカッコいい。これは次も見なければ。思わず大枚はたいてレコードを買ってしまった。おかげでノイカシの物販は新作の石しか買えなかったが、この石がまたカッコいい。フグリさんに少し話を聞いたが、まあさすがフグリさんである。とにかくカッコよくて、こういうとこがノイカシの魅力の一つだ。