怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

オアシスに買い物に行く。割引ものなど中心に買い、昼はラーメン。

午後、コーヒーと妻からのチョコなどを食べる。

妻はケバブジョンソンを見に神戸へ、僕はベアーズへ。

今日はあちこちで魅力的なイベントがあり、どこに行くべきか客としては選びにくい日なのだが、その中でも一番なのがこのベアーズ。滝沢朋恵「Amphora」レコ発。前々から楽しみにしていた。久しぶりに来阪の滝沢さんはもちろん、ゲストで中川裕貴さんが参加し、さらに対バンには黒岩あすか・ジョンのサン・角矢胡桃と錚々たる顔触れ。

最初は黒岩さん。今年初ライブで新曲もあり、そのせいかかなり緊張している様子。いつも緊張はしているが、今日はぎこちないくらいだ。しかし、久しぶりに見るライブはやはり深淵に沈むような特別さがある。少し間が空いているが、うまくいけばまたすぐ見れるはず。

角矢さんは短めのノイズ勝負。見るたびにキレが出ているように思う。

ジョンのサンは実に6年ぶり。記憶となにか違うと思ったら、参加メンバーが違っているようで、確か前は女性中心のバンドのように思っていたのに今回は男2人。しかし音はまさにジョンのサンで、静かに攻撃的に淡々と、これが名古屋か。僕が知らない間にいくつかライブがあったのかもしれないが、今はメンバー数人が育児で参加できずこういう形になってるとのこと。再開を待ちたい。

最後が滝沢さん。アルバムは3枚目だし評価は着実に上げているし、自信満々でもおかしくないのにどこか不安そうに出てくる。ただそういった雰囲気も滝沢さんの一部であって、それが意図的なものなのかどうかはよくわからないけれども、でもそれでこそ滝沢さんというイメージがある。

滝沢さんの魅力は、歌詞であったり細い声であったり、時折見せるノイズの感覚であったりと多岐にわたっていて、結局そのすべては一種のサイケ感なのだろうと思う。目眩とともに別の世界を垣間見るような。「きれいな女の子の弾き語り」みたいな目で見たら、滝沢さんの魅力はまるでわからないだろう。僕はそう思っている。

期待以上に中川さん全面参加で、このチェロノイズがまたよく効いている。互いを信頼し合ってのこの演奏だと思う。よくぞ結びついたものだ。