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お昼はラーメンと冷奴。変な組み合わせだがそういう昼ごはんもいいもんだ。
さらに栗半月を食べて京都へ。
まず京都国立近代美術館へ。休みかと思ったくらいにひと気のない正面玄関だったが、展示は適度にお客さんが入ってて安心した。この「世紀末ウィーンのグラフィック」展、地味だがいい企画だ。キャビンの平明暘氏が蒐集したという作品群を一括でコレクションしたというのだが、これは蒐集した平明氏もすごいし決断した京都国立近代美術館もすごい。よくぞ、としか言いようがない。
コレクション展ではケントリッジをやっていて実に見応えがあったのだが、そのおかげでチケットを落としてしまい、特別展に戻るつもりだったのがお釈迦になりそうだったのだが、受付に聞いて事なきを得た。
もう一周、人もいっそう少なくなっていて堪能できた。
見終わったらもう暗くなっていて、てくてくほんとレコードへ。結構遠い。開いてなかったらショックだが開いてた。
石黒ケイ「アドリブ」、りりィ「たまねぎ」、いまなりあきよし「無風地帯」、Peter hallway WYNTON KELLY TRIO「IT’S ALL RIGHT! 」、MARIANNE FAITHFUL「BROKEN ENGLISH」、EARTH,WIND&FIRE「SPIRIT」「Soweto」、 jean-lic ponty quartet「Sunday Walk」、「DIANA & MARVIN」、「THE BAD AND LOWDOWN WORLD OF THE KANE GANG」、HERBIE HAYCOCK「HEAD HUNTERS」、DEVO「頽廃的美学論」、JOHN COLTRANE「EXPRESSION」。
ここでも時間を使いすぎて、重い荷物を抱えながら京大へ向かう。レコード14枚、何キロだか知らないが、バカなことやってるな。
どうやら吉田神社で追儺式をやっているようで、屋台と人出が渦をなしている。こういう光景は初めて見た。
そんなものはほっといて、僕はルネでシチューバーグと小鉢2品とご飯M。522円で充分な定食になる。
学食というのはいつも気持ちが落ち着く。楽しそうにワイワイやってるグループもあるし、暗く前を見据えて座る男もいる。どんな奴にも居場所があるのが大学というところだろう。謳歌してないように見えても、それが謳歌だったりする。誰にとっても、学生時代は一番素敵な時代だ。、
頃合いを見て吉田寮へ。なんかおかしいな、と思ったら、食堂は演劇の設営をしており、ライブは奥のスペースで行う模様。これは初めてだ。
最初がザ・パンプキンズ。ゆったり気持ちいいロックで、こういう年季の為せる形は好きだ。
次が同じく山家氏参加のリリィズ。西之原さんも苦労しながらこうしてバンドを続けてくれてる。ブレーカーが落ちるハプニングもリリィズらしくていい。
最後に吉田山きのこスターsだが、スパッと見ずに帰る手もあったかな。どうせ最後までは無理なんだし。ギリギリまで見て急ぎ足で出町柳に向かったが、またしてもレコードの重みで死にそうだった。