怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

東京1日目

5時半に起床のつもりだったが少し前に目が覚める。というわけで余裕はあったが余裕なんてあっという間で結局ギリギリに駅に急ぐ。
すんなり新大阪へ。
次の次の新幹線に乗り込んだら席はまったく大丈夫で、始発でこういう乗り方なら座れないなんてことはなさそう。ひとつ勉強になった。京都から隣に女の人が座ったのだが、これがかなりの薄着にジャケットといういでたちでなかなかアグレッシブ。
僕は京都すぎたあたりからうとうとできて、新横浜あたりで目覚めて朝のお弁当。冷えててまずい。次回は考え直そう。
東京駅から上野へ。地下鉄の駅で荷物をコインロッカーへ入れて上野の森美術館へ行き開館を待つ。
上野の森美術館VOCA展。やはり若手作家のエネルギーは好ましい。
ギャラリー小柳で田幡浩一「one way or another」展。一種異様なたたずまいがいいのだが、作品の価格は相当高く、そんな有名作家とは知らなかった。
ポーラミュージアムアネックス「イメージと人体」展。これは近藤聡乃の「きやきや」がよかったくらいで特に感想は無し。
メゾンエルメスフォーラムでシャルル・フレジェ「YÔKAÏNOSHIMA」展。みんぱく好きなら楽しめる感じだが、逆に言うと美術展に来ている気がしない。
資生堂ギャラリー「GABOMI.」展。これは少し時間が余ったので予定外で立ち寄ったのだが、色彩の美しさが素晴らしい。とろけそう。
山本現代宇治野宗輝「Rotate‘n’Roll Over」展。白金高輪から少し歩いたところにあるギャラリーで、アクセスの悪さもあって初訪問。僕が行くと作品のスイッチを入れてくれて轟音と動きが面白い。こんな戦車を家に置いておくスペースはないけど、とても面白い。
Take Ninagawaでイライアス・ハンセン「An open door to an empty room.」展。奥の方でご本人らしき人が楽しそうにしていた。作品は色彩の美しさと同居する皮肉っぽさが鮮烈。見に来てよかった。
オペラシティでサイモン・フジワラ「ホワイトデー」展。作品のひとつひとつはいかにも現代アートのお手本のようなもので、悪く言えば驚きがない。こう作れば現代アートになりますという教科書だと思えば実に完璧なのだが、その面白みのなさといったら。作家の個性というか渇望のようなものはどこにも感じられず、成功するためのノウハウを感じるだけ。この展覧会を称賛する人も多いだろうしそれが間違ってるとは言わないが、僕としては実につまらない展覧会だった。
会場の隅っこで少し寝る。
下北沢の山角で牛すじ煮込み定食。チェーンじゃない定食はありがたいけれども、名物というわりには牛すじ煮込みはそれほどでもない。隣に運ばれてきた唐あげの方がよほど、という感じ。次回があればそっちにしてみよう。
ここで元気づけにレッドブルを飲んだけど、もっと早めに飲むべきだった気がしてならない。
ディスクユニオンでうみのて、マーク「騎士について」437、keme「永遠の旅」1296、古宮夏希&コークスが燃えている!「グッド・バイ」617、nisennnenmondai「Live At Clouds Hill」1000円。セールをやっててちゃんと買うものがあるのはありがたい。
leteで影野わかばワンマン。今回は座付き作家による原作ということで、そのせいか僕が今まで曲から抱いてきたイメージとはずいぶん違った物語りになった。イメージが違うのは影野さんが誘導をあえて避けたからだろうし固まりかけたイメージを破ってみたかったのだろうと思う。その点、イメージと違う事に違和感を持つ僕はまだまだかなと思う。作家に対して言うならば、物語が単線で予想通りに進みすぎるのは改善してほしいところ。
第2部のライブは珍しく物語りの延長のように始まり、今回のワンマンは音楽面が強調されてた感じ。
ライブ後、申し訳ないくらいの長話をしてしまい反省。反省しても次に生きないと意味ないんだけどなにやってるんだ僕は。
上野で荷物を取りだして田原町で降りホテルニュー栃木屋へ。駅からの距離はそう遠くは感じないが、かなり古くて小さなカプセルホテル。たぶんトイレからくる異臭がするし宿泊者も旅行というより定住しているような気配の人が多そう。新今宮のホテルと似たようなものだが、あっちのがまだいいかもなあ。
風呂は明日と思っていたら、なぜか夜寝つけず。悶々としつつ4時過ぎにようやく眠気がでてきた。こういうときは少しうろつけば眠気も出やすいんだけどカプセルホテルではそうもいかないのが辛いところ。