怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

最終日につき早起き。

シャワーを浴びるが、一番奥のブースが水に変わったきりお湯にならない。しばらく待ってもどうにもならないので、別のブースを試すとあっさりお湯が出て、いったいなんだったのか。寒いのはともかく、時間を無駄にした。

荷造りというほどのもんじゃないが、なんとかまとめる。今回は妻の香水があったりエンケンさんの形見があったりで荷物が多い。

カミソリを昨日忘れてしまったようで、今日はヒゲを少し伸ばしたままお出かけとなる。まあいいか。

大荷物を抱え、駅の向こうにあるコメダで朝食を取ろうとしたところ、このコメダはホテルのモーニングも兼ねているらしく、まあまあ混んでる。いいアイデアだが迷惑だ。混んでるといっても席はいくつか空いてるのだが、店員が提案したのがカウンター。こんな荷物抱えてカウンターか。帰ろうとしたら二人がけの席に案内されたが、そういうやり方に好感が持てるわけがない。以前、実家近くのコメダでも嫌な思いをしたけれども、コメダの接客ってそういうものなのかな。さすがにもう見限ってもいいかな。

コインロッカーはいい場所が空いてたので放り込んで、国立新美術館へ向かう。

今回は「イケムラレイコ 土と星」展。早めに着いたし満を持して展示室へ。人の少ない会場で見るイケムラレイコ は最高だ。僕はやはり涅槃少女あたりが好きかな。あとイケムラレイコ による詩もよい。確認すると、日本語で書かれたものとのこと。展示は広い空間を活かしたもので、点数は多くないので長くはかからなかった。

高円寺へ移動。とよんちのたまごで王卵を6個。この時間はさすがに品切してない。次にアニマル洋子に行ってみたが、あいにく開店してないようだ。ここで古本を漁ってからサバーイタイランドに行くとちょうどよさそうなのに残念だ。仕方なく、早めにお店に着いたが、やはりオープン前だったので時間をつぶすべくDORAMAへ。しかしそれが幸いして、スカートめくり「お化け屋敷で暮らそう」を2割引の501円でゲット。店構えで敬遠してたが、高円寺なんだからこういうインディーズのCDはあってもおかしくない。もっと行っとけばよかった。

もっと漁りたかったが時間なのでサバーイタイランド に戻る。井手さんに不審がられ、「ヤクルトですか」と言われる。

企画者ルーシーさんのタイ音楽DJを聞きつつ、サバーイプレートを食べたりする。イベントでこうしてちゃんとしたご飯が食べられるのはいいな。好きだ。

ライブはまず井手健介のソロ。ホーム感のある、リラックスしたライブだった。

墓場戯太郎さんがタイ音楽DJをやってくれて、途中ちょっと抜けてAMP cafeでやってるCD/R STORE DAY 2019へ。お目当のその他の短編ズ「R」を購入。イベントは始まったばかりだったが、「ソノタノタンペンズ、ヨクウレル」とのこと。そうなのか。せっかくなのでほかのも買いたいと思ってたら、iPadで試聴できるとのこと。それはいい。いくつか聞いて、気に入ったのがHitodama CDRだったが、平台に見当たらず、15時ごろ来るとのこと。また来ると言い残して一旦サバーイタイランド に戻る。スペシャルなゲストとしてsoi48さんが来ており、直販のカセットテープを買う。ジャケ買いになるが、一番よさそうなのを選ぶと、タイの人気作曲家のカバー集、日本でいうと阿久悠トリビュートとのこと。いいじゃん、と思ったがテープ不良でダメだった。第2候補のは盆踊りみたいな、みんなで集まったとき流すやつ、とのこと。買って聞いてみたら、ダンスビートでは全然なかったが、でもいいものだった。解説付きで500円、かなりラッキー。墓場さんのDJを楽しみつつ、次はお待ちかね惑星のかぞえかた。弾き語りのスタイルでした。

終演後、アニマル洋子岸田劉生「浮世絵版画の画工たち」佐々木幸綱「夏の鏡」それぞれ100円。白土三平のワタリが大判で揃ってたのだが、ただでさえ荷物が多いので断念。無理だ。次来たときにはもうないだろう。残念だ。

もう一度CD/R STORE DAYに行き、主催らしきあのおっさんに笑顔で迎えられて人魂のCD-Rを購入。約束しただろ。

急いで大久保へ。妻の言いつけどおり、チョンガーネでポテトチップスを2袋買う。行かせてもらってるんだ、このくらいしないと。妻の言ったとおり、高円寺の半額くらいで買えるのでびっくりだ。

急いでモーションへ。荷物が重い。

カリギュラは気まぐれがすでに始まっており、次が素敵なよふかし。これが結構よかった。音源もあったので買いたかったのだが、なにせ忙しい。全部見ることもできずに水道橋へ向かうことになった。ところが道を間違ったか、全然大久保の駅に着かない。ウロウロしてたら高田馬場に行きそうになり、最後の手段で女の子グループに聞いたら親切に教えてくれた。ありがとう。

予定より遅れて試聴室に着いたが、なんとか開演前で、昨日とはうってかわってお客さんは少ない。でもお客さんの数とライブの良さは無関係なことを俺は知っている。

最初がふかまちこん。期待には届かなかったかなあ。調子もあるから仕方ない。

次が川和田遼。3組のなかで期待値は低かったが、これがとびきりだった。客におもねらず、やりたいことを好きなようにやる。そのエゴこそが僕を惹きつける。カバーを何曲かやったが、その選曲もギターのセンスも、素晴らしいと思う。ブッキングした視聴室は、きっとこの川和田さんを見せたかったのだろうと思わせる、爽快なライブだった。

終演後声をかけたのは、言わずにいられなかったから。ぜひまたライブを見たい。

最後が坂口沙子さん。今やこのスリーマンでトリを務め、固定ファンもつかんでいるようで、久しぶりの僕には眩しいことになってきたようだ。ちょっとあいさつだけしたけど、無善寺のことなんて言ってたっけな。ともあれ、変なことを問い合わせたばかりに迷惑をかけてしまい、申し訳なかった。

急いでモーションに戻り、kumagusuがライブ中。押しているが極端でもなさそう。よかった。

トリはDRUGONDRAGON。このためにハシゴしてるんだから僕も気合いが入る、が、帰りの時間は気にせざるを得ない。十分間に合いそうだし、なんならおにぎりではなくそばだっていけそうだったのだが、セッティングに時間がかかり、余裕はゼロ、焦る。

しかし、わざわざ来た甲斐のある、物凄いパフォーマンスだった。まさに降臨。音としてはダークノイズなのだが、声の要素が異様でちょっと類がない。是非ともまた見なければいけない。最後までは見られなかったが、時間的には持ち時間以上は見れたからいいのか。でも途中で離れる悔しさや、時間が気になって集中できないのはやはり残念。でも見てよかった。

帰りにローソンでおにぎりを仕入れ、今度こそ迷わず大久保駅に到着、東京駅に向かった。おにぎりで炭水化物を補給するなど、この辺は手慣れたもの。日曜の夜、寂しくなった東京駅で歯を磨いたり荷物の整理をしたり。112分に東京駅に着いたが、これならまず余裕。コインロッカーがどこかにもよるが、JRなら10分までに着けば全然大丈夫というところか。地下鉄となると少し急がないといけないかも。

余裕でバスに乗り込み、寝るのに苦労はしなかった。

楽しかった東京、また来るぞ。