怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

朝から西警察署。とにかく被害届を受け付けたくないという強固な意志が感じられる。あの手この手で言いくるめようとするわけだが、そう簡単に丸め込まれる僕じゃないし、そこに至る理論構成はやってるから、そう簡単に話は終わらない。刑事課のひとを引き下がらせたのは我ながら上出来。ただ失敗なのは、被害届のハードルは交番より高いということで、これは住民密着の警官と実際捜査にあたる側との違いなんだろう。今回は可能性を残しつつも、被害届まではいかなかったので徒労感。
帰宅して急いで伏見稲荷へ。急いだことで忘れものや乗り間違いなどを連発、さらに地震の影響もあって伏見稲荷到着は大幅に遅れた。警察署での無駄なやりとりがなければなあ。
伏見稲荷は妻の希望だったけど、もちろん僕も行きたかったから楽しみな観光小旅行。人の多さにはうんざりするけど、どうしようもないことはどうしようもないのですぐ慣れた。それに千本鳥居は登れば登るほど人がまばらになっていき、それならまあいいかと。
ただ、健脚を自認してた割には結構ヘロヘロになり、やっぱり衰えたんだなという実感。土産物屋をのぞく楽しみも覚えたし、外国人が楽しそうにしてるのもいいもんだ。観光地も悪くないな。
心残りは、いい狐のお面が見つからなかったこと。豊川稲荷で買っておくべきだった。まさかこんな現代風のばかりとは思わなかった。
遅めの昼食は伏見稲荷と反対側にある中華屋きんちゃんで。客あしらいの悪さはいかにも観光地風だが、観光地価格じゃないのはありがたい。
一緒に京都芸術センターへ行くつもりが時間がなくなり妻だけ磔磔へ。
僕はひとりで小泉明郎「CONFESSIONS」へ。「忘却の地にて」は、エルメスで見たときにも思ったが、ラストがどうも余計に思えてならない。磔磔に急ぐ。辛うじて席を確保。
キセルの「SONGS FROM A ROOM」ツアー。北山さんとのトリオ演奏がよく、加藤雄一郎のサックスが入った編成は、うーんあまりピンとこない。しかし地元京都でのライブはやはり格別なところがあるし、座って聞けたのも良かったな。
一緒にもう一度小泉明郎。「最後の詩」はキセルの余韻がぶち壊しだけど、映像と音の殺傷力の高さは素晴らしい。妻の感想はあえて聞かなかったが、僕が普段なにを見てるかを知ってもらえたかもしれない。
さすがに空腹をかかえて帰宅。
ビオラルで残りものをゲットして貪る。