怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

しっぽのはえかわり

扇町へ。時間がないので何も食べずにパラダイスへ入る。
たいていの場合、1番目の出演者は途中から見るくらいでもいいかと割り切れるが、今日はさすがに全部見たいのでそうはいかない。
ヨヲコヲヨ。声が見事で、僕とするとちょっと上手すぎるというか、もう少し引っかかる部分があった方が聞きやすいかもしれないけど、でも上手い。
片足ズボン。コミュニケーションを取りながらの雰囲気づくりがうまい。
後藤雪絵。ある意味やんちゃな出演者陣のなかで大人な立ち位置。
ガリザベン。関西ブルース。久しぶりに見たと思うが、前はいつだったっけ。今日いちばんのお気に入り。
影野わかば。ギターが冴えていて、遠目では同じように見えるけど、よほどよいギターに替えたのかと思うほど。あるイベントで同じ楽器でも触る人が代わると全く質の違う音が出るというのを目の当たりにしたことがあって、上手くなるというのはこういうことなんだとあの時実感した。指から出る音がこんなに快楽だというのはぞわぞわするもので、それは今日の影野さんが驚くほど美人であったことに紐付けせざるをえないだろう。音楽に精進し自信を持ちそれが内面に作用し外見にも振る舞いにも現れる、というのは、それが目的ではないにせよひとつの称賛されるべきスパイラルだ。そのスパイラルはまだ終わりが見えないから、これからいったいどうなることか。6月7月はライブはお休みだそうで、よく考えるとそういうのは初めてなのかな。どうだったか。
かれこれ5年の活動、そのうち4年余りをとびとびに見てきたのかと思うと、今日のライブは音楽であるとともに、僕にはひとつの成長物語の中入りのようにも見えた。
今日が生誕前夜祭、明日からは新しい年齢でまた新しい成長物語が始まるんだろう。
いずれはまた違った光景が僕の目の前に現れることを楽しみにしている。