怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

仕事のあと一度家に帰ってからかつおの遊び場へ。夜の難波、夏の難波は賑やかだ。そういう空気に混じることなく、自分の好きなところに足を向けてきたのは間違いではなかったと思いつつ、普通の人生というものを過ごしてみたかった気持ちもある。それができないというか、結局普通が楽しくないからこうやってるわけだけど。因果な奴だなあ。

最強集結という身もふたもないようなタイトルはどうかと思いつつ、影野若葉さんとヨヲコヲヨさんが見れるならそりゃ行くでしょ。ヨヲコヲヨさんはまず歌詞がいいのだが、その歌詞をはっきり聞かせるためには、相当な努力が裏側にあるのだろう。初めて聞いた自分にもきっちりしっかり伝わる歌。重みがある。

続く影野若葉さんは、新曲が2曲。「掬いたい」という曲はもちろん掬えない=救えないにつながっているのだろう。赤い金魚をモチーフにしているが、僕にはそれが遊女の暗喩に聞こえる。あとで影野さんが言っていたが、解釈に正解はないのだとすると、そういう聞き方も間違いではないのかもしれない。

その前に披露していた「ダム」。これもいい曲で、影野さんは2つでワンセットと言っていたので、その視点でも聞いてみないといけない。ダムの音源化も近々やってほしいな。

ハルカさんは東京から。パワフルなボーカリストでまあまあなインパクト。

最後は藤川真里さん。前にも見たことあるような気がするが、どうだったっけ。OLをしながら、職場のひとも見に来ながらの活動がたぶん一番似合ってるんだろう。そういう、地に足のつき方がいいってのはある。

終演後、珍しく飲みながら影野さんと話をしていたが、なんと桑名から来たファンがいてびっくり。たびたびは来れないひとの邪魔をしてしまった、という思いと、喉がいけないと言っていた影野さんに長話につきあわせてしまったという思いとで自分の至らなさをまた痛感してしまった。何度目だよ。細かい気配りができないのは、結局自分のことしか考えてないからなんだろう。この年齢でこれでは一生治りそうもない。

遅い電車で帰宅。なにかとすいません、だけど、楽しかった。