怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

朝から出かけようとしたが起きるのが遅くなった。
お昼前に心斎橋へ。予想外に小雨模様なので屋根のある駐輪場に自転車を停め、大丸へ。30日でこのヴォーリズ建築が解体されるというのでその見学。日本橋高島屋などはまだ現役なのだからここもなんとかなるのではと思うが、仕方ないんだろう。上のほうから順番に、ということで回顧展を見る。細かい意匠なども紹介されていてなかなかよろしい。会員用に無料でポストカードを配布していたが、せっかくだから販売もすればいいのに。
丁寧に見ていくと、上階は変哲もないけれども1階は贅をこらしたものが残っているのがわかる。戦災で上階が焼けたからなんだろう。この1階部分だけでも再現してくれるならありがたいのだが。
途中の4階では大規模な画商セールが行われていて、これほど潤沢に在庫があったのかと驚くほど。基本的には美術マニア向けではなく富裕顧客向けなので、新進作家だとかはほとんどない。ネームバリューのある大物のエディションものがほとんどなのだが、東山魁夷片岡球子だと版画でも数百万円だから恐ろしい。意外にルオーが十万円以下で買えるのも不思議だし、藤田嗣治が各種取り揃えられて、結構いいものも数十万円で手に入るからファンなら無理する価値がありそう。ただ、作家別ジャンル別ではなく無秩序に並んでるので鑑賞でまわるには向いてない。
いかにも金のなさげな僕は販売員にまとわりつかれることはほとんどないんだけど、なぜか現代ものがならんでるところで販売員さんにロックオンされいろいろと勧められる。僕もそれなりに知識はあるしお話できるのはいいが、数百万円の作品を買う金はないですよ。それに版画もので「サイン入りなんです」ってそれ普通だし、価格も少し高いように思ったりとかね。その場を逃れるのに苦労したけど、新手の嫌がらせなのかな。どう考えても安物勧めるべき相手だと思うんだけど。
北館の地下でお土産を購入。福寿堂秀信でこれ下さいと言ったら三人待ちになりますとあしらわれたので桂新堂に行き丁寧に遇されて満足。自分が食べるんじゃないからどこでもいいのよ。気分良く買えるのが大事。
帰宅し昨日買っておいた弁当を食べてから梅田へ。
タワーを2店舗まわるが特典はすでに影も形もなく出遅れたとした言いようがない。まあそういうものか。もともと特典がぜひ欲しいというわけではなかったけど、無いとなると欲しくなるな。
ユニオンでは先日お願いしておいた入荷は無い模様で、まあ取り寄せではないから仕方ないんだけど、ライブ会場で買う機会がなさそうだからどうしたものか。
最後にシャングリラに行ったが、チケット販売はまだということですごすご退散。話が違うやん。
夕食はビールとソーセージセットとルルットで買ったエスカルゴサンド。高いがまあまあおいしい。しかし待ってる客がいるのに長話するおばさんって迷惑そのものだな。