怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

8時35分に病院に着いたが全然出遅れ。暇な年寄りはかなり早くから来てるようだ。早朝から来たって診察時間はせいぜい15分ほどしか変わらないんだから、出遅れ結構。
循環器内科の診察とエコーまでは順調だったがトレッドミルで1時間余り待たされる。前回どうだったかはっきり覚えてないが、ここがいつもボトルネックなんだろう。トレッドミルはステージ6までやらされたがかなり辛い。ふらふらになった。しばらくやりたくない。診察が終わるまでやはり3時間。早く済ませるなんて無理な話のようだ。
で、3年弱ぶりの経過観察は、弁の状態は変化なし、ただし頸動脈のプラークは増加傾向。血液検査は問題ないが、食生活は少し気をつけたほうがいいんだろう。油ものと卵を抑える方向だな。
用事を2つこなして昼食。この辺りで平日昼食は珍しいので迷ったけど、妻が乗ってこなさそうなところという観点でラーマへ。予想に反してお客さんは2人だけだったので一瞬心配になったが、味は良好。場所悪いからなあ。僕は自転車というか歩けるとこだけど。
マトンカレーはかなり薬草の香りがする。マトンだからではなく、おそらくこの店はベースにこの香りがあるのだろう。妻には難しいだろうから一人で来てよかった。味はいいけど、かなりパリパリしたライスといい、独自性が強いので万人向けではなさそう。
そして以前から気になってた「にちにち」というパン屋へ。入ってみたところ、食パンのほかはパンは数種類しかない。なんじゃこれ。一つだけ買って食べてみたところ、不味くはないが特に通いたいほどの魅力も感じず。まあいいけど。これならルルット一択だな。
ちょっとのんびりしてる間に時間になり心斎橋へ。検査は久しぶりの。以前受けてたころよりまあまあ雑で、つまり検査技師が慣れてないからそうなるんだろう。精密さには不安もあるが、他の検査もあるから致命的なことはないだろう。後の説明によれば、普段やっているは中心部の検査、こちらは全体の検査だそう。全体で見ると強い光だけは見えてるが少し弱い光になると見えない領域がかなりある。改めて見せられると辛いが、最初の頃と比較して見るからに進んでるわけではないと思うので、なんとか持ちこたえられるかもしれない。
結局1時間近くかかったので帰宅する余裕はなく、そのまま淀屋橋から京都へ。
アートゾーンで展示を見てメディアショップで「日本の新進作家vol.7 オン・ユア・ボディ」1000円。
京都芸術センターで中川裕貴、バンドによる「対せき地」の初日公演。
その片鱗はすでにアバンギルドで見ていたけれども、この公演は完成形ではないとしてもひとつの在りようを示すものになるはずだ。
実のところ、中川さんがこの試みでどこに到達しようとしているのか、はっきりとはわからない。タンゴへの思いが生半可でないことは確かだが、タンゴというものがなければこの公演が成立しないかといえばそうではない。公演の核は、演劇やインスタレーションや音楽やいろいろなものを組み合わせることで成そうとしている何かだ。その何かを言葉にする必要はなく、言葉にならないからこそ、それはこういう形で成されるべきなのだ。
幻のような公演を後に帰宅。充実した休みだった。