怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

名画座とパルコ

懸案の早稲田松竹へ。その前にセブンイレブンジム・オルークのチケットにチャレンジ。2階席の表示がされて目を疑う。草月会館がどんなものかは知らないが、一般発売直後ですでに1階席がないとは思ってなかった。困惑して画面を閉じた。
栄養補給用におにぎりを買い込み入場。ところでなぜここは松竹というんでしょうか。
館内は新しく綺麗なのが予想外。ボロボロのガタガタかと思っていたが、金回りがよいのも道理で、2本目のころにはほぼ満席になっていた。2本立てだから実質その半分としても十分な入り具合だろうと思う。そもそも僕が高校生のころ行ってた映画館はみな二本立てで、それでもこんなに混んでるのは稀だったし。
今回はアレクセイ・ゲルマン特集で「フルスタリョフ、車を!」「わが友イワン・ラプシン」。
モノクロだし描写が実に重厚なのでよほど古い映画かと思いきや、なんと1998年と1984年。ちなみにバックトゥザフューチャーが1985年。
フルスタリョフ、車を!」は説明らしきものがほとんどなく、脈絡も関係も不明なままに多くの登場人物の行動が次々に描かれ、やっとストーリーが見えてくるのが中盤から。こういう場合、あまりストーリーを考えずに雰囲気に呑まれてしまえばいいのだという僕なりの作法があるのだけど、まあそれなりに眠くはなります。どこがどうというより一種の体験として価値があるというところかな。
「わが友イワン・ラプシン」はもう少しストーリーが見えてる作品ではあるけれども、これも身をゆだねていくタイプかなということで。それにしてもこの地味な特集にこれだけ客が来るのかと思うと東京は恐ろしいな。
帰り、ディスクユニオンで。色別割引やってたけど、買いたくなったのは割引にならないものばかり。曽我部恵一「ライブアットプラハ」514円ポスポス大谷「空飛ぶ円盤に遭遇の仕方を教えて」823円木澤嘉春「the cave」1646円。
ついでに昔「ラブホテル」を見たはずの映画館を探しに高田馬場の西口方向へ。たぶんそっちだったと思うんだけど。で、小さなビルの地下だったかなと思うけど。それらしいビルはあるけれどももちろん映画館はなく、まあでもそれでいい。見つけようとしたというそれだけでいい。
夕食は妻が瓦そばを作るということだけどその帰宅が遅く、僕と入れ替わりくらいに。僕は渋谷の2.5Dへ。
その前にチケットを購入。見せてもらったら、そもそも530席のうち2席しか割り当てがないようで、もちろんその割り当ても良席というわけではなく、今までの経験から想像してた以上の状態でした。まあでもいいやってことで。正面だし。それにしても、こんなに客入るのか?という素直な疑問が。
2.5Dは名前だけは聞いたことがあって、どこなんだと思ってたらパルコの6階の隅っこ。なんなんだ。もちろんガンガン音漏れしてるし、特設会場くらいの扱いでしかない。酷いとこだな。音楽を楽しむというより、パルコの連動関連イベントをするための場所でしかないのが見え見えで、極力行きたくないとしか言いようがない。漏れていた音もまるで魅力がなかったのでやっぱり帰ろうかなと思ったのだが、せっかく来たんだしってことで。しばらくヴィレッジバンガードで時間をつぶしてから入ったんだけど、このヴィレッジバンガードがまた痛々しくて、昔からそんな傾向はあったけど病膏肓に入るってやつだな。
入ってじきに終わったのと、その後のサッカー太神楽はやりすごして、最後にIdiot Pop。
ホログラムのイベントなので、そのホログラムがIPさんのビジュアル面で大いに貢献していた。完全ソロってことでパーティ感よりダンス感が前面に出ていて、僕も心置きなく踊りました。入る前は少し後ろ向きだった割には、始まってしまえば楽しくてしょうがなかった。終盤音が途切れてしまったのは残念だったなあ。
終わって即帰宅。
帰ったら瓦そばはごく少量しか残ってなかったしスーパーにも弁当が残ってなかったので塩ラーメンを食す。