怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

またVampillia

お昼は遅くなったのでどうしようかなと思っていたが、そういうときは結局タイ弁当になる。決して割安でもないのだが。少し考え直そう。
夕方急いで渋谷へ。バーガーキングでワッパーJr.のセット。
DUO MUSIC EXCHANGEへ。途中にある100円ラーメンが大行列で皆さん暇ですね。
「PINK SCREAM #4」という今日のイベント、Vampilliaとしては珍しく座りのいい顔ぶれ。
僕が入った時にはO.Aの玉手初美×オータコージが始まっていた。オータ氏のドラムが聴きどころだった。見たことあるような気がするな、上手いな、と思っていたら曽我部恵一バンドのドラムだった。生き生きと叩いてきれいな音で、ちょっと最初はわからなかった。玉手初美は熱心なファンが少数つきそうな感じで、僕はこのタイプには食傷気味。
最前列ははOL Killer目当てと思しき女性陣で占められていて、その後ろは後藤まりこファンがサークルを作っている。
ファン同士が仲良くなるのは自然な現象だとは思うが、これだけ馴れあって盛り上がるのは僕は嫌いですね。僕と同じように思う人がどれほどいるのか知らないが、俯瞰してみていると輪の外から良く思われてる可能性は非常に低いように見える。仲良しファンはそのつもりがなくても排他的に見えてしまって結果的に好きなアーティストのためにならない可能性があると思うので、熱心なファンならその辺も考えたほうがいいよね。
Vampilliaは吉田抜き真部入りメカゴリラ抜きの布陣。やや音が薄いかもと危惧したが、逆に音の個性が際立って良かったかもしれない。美しい旋律の下にクリアーな音で小さな拍動が明確に聴こえ、そこから音が重なり分厚くなり拍動の不穏さが増し、やがて頂点に達し破綻の美が暴力に変わる。Vampilliaの個性を存分に示してくれるPAで、前にもここで聞いたことがあるはずだけどその時はこうは感じなかった。メンバーが多い分PAの難しいバンドだと思うけど、今日に関しては満足。
真部さんのMCは僕は大好きで、あのクールな真部さんが笑みを浮かべて前に出てきて煽ってはモンゴロイドと交錯する場面は記憶に残る。Velladonさんは今日はヴォーカルが多かったのと終盤二階席によじ登るモンゴロイドをにこやかに見守っていたのが印象的。初期からの盟友だけのことはある。
まあなんだかんだで一番好きなのは山本さんなんですけどね。
9月から10日ごとに3度目のライブで普通ならさすがに食傷するところだけど、今日が一番よかったのだからわからないものだ。
次が後藤まりこ。バンドセットは久しぶりかな。少しメンバーも変わったようだ。ただ後藤さんの熱心なファンは例の人らが中心でそれほど多くはなかったようで、後藤さんの客を巻き込むスタイルにはちょっとハコが大きすぎただろうか。ここをベアーズにすると言い放った意気込みは買いたいけど。
僕は後藤さんは実は弾き語りにこそコアが表れていると思っていて、盛り上がるバンド編成も悪くはないけど、正直なところ無理して演じているようにも見えてしまうところはある。
最後がOL Killer。妙齢の女性どもが黄色い歓声をあげて登場。まあ確かに岡村靖幸の妙な魅力はひしひしと感じられて、DJプレイも良かったし、これは満足。あのダンスを間近で見れたのはうれしい。
レコード、欲しいけど3000円は躊躇してしまうな。まあ欲しいんだけど。どうしようとか言ってる間になくなりそうだな。
心地よい疲れで帰宅。楽しかった。