怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

犬風ワンマン

疲れた体で出勤。人波に押されていたら目の前のおっさんが怒り出したが、怒っても仕方ないことさえわからないのはゲームばかりしてるからかもしれない。
昨夜の夕食が遅かったので空腹感がなく、お昼はサンドウィッチに。セブンイレブンの店内で食べたのだが、ガラスに向かい合うとかなり寒かった。
夕方はバーガーキングで。値上がりしていて、クーポンを使っても割高感は否めない。バーガーキングは大好きだったけど、こうなるともう足が遠のくのでは。
高円寺でアニマル洋子を少しだけのぞいてみようとしたところ、改装と倉庫整理のため休業中とのこと。以前も買い取りはやってないとか聞いており、不吉な予感がしなくもないが、店に明かりが点いているのが救い。
高円寺書林は今月末閉店のニュースを聞くまで存在を知らなかったお店。少々の古本と新刊書と雑貨と、喫茶のあるお店。せっかくなので、荒木経惟・荒木陽子「東京日和」と川本真琴写真集「X2」を250円づつで。川本真琴のデビュー当時の写真が、昨日沖縄で見た光景にシンクロしてはっとなった。
気付くともう7時半だったので円盤に向かう。円盤に入るといやはや開演30分前にしてたくさんのお客さん。よかった。丸尾丸子さんと少しお話してお土産も渡して、あとはビールを飲みながら待つ。犬風さんは談笑していて、今までよりずっとくだけた雰囲気だ。
始まった犬風ワンマン第1部は丸尾丸子さんのサポートで、口琴、フルート、アコーディオン、ピアノとさまざまな楽器を繰り出してそれがまた実によく合っている。フルートはともかくアコーディオンやピアノがあんなに犬風さんの歌に合うとは思っていなかった。犬風さんの新しい魅力を引き出すような素晴らしいサポート。正直なところ始まる前は、せっかくだから丸尾さんがOAなんて趣向もあればいいのに、と思っていたが、いざ聞いてしまうとむしろ今日はこのユニットをもっともっと聞きたかったと思ってしまった。
第2部のソロは犬風さんらしい歌世界で、しかし今日は荒々しく遠くまで吼えるような声のなかにもどこか温かみがあって、このワンマンを満員のお客さんに迎えてもらえる喜びが溢れていたような気がする。実際お客さんも素晴らしかったし、特にGUAYSの人が嬉しそうに犬風さんを見つめていたのが僕まで嬉しくさせた。
最後丸尾さんにご挨拶して帰ったけど、今日の素晴らしい演奏への感想をきちんと言えた気がしない。
外は寒いが暖かな気持ちで帰宅。
家に帰るなり、妻に口端が汚れていると指摘されて残念な気持ちに。